ホムンクルスは脱フラスコの夢を見るか

脱ニートを目指す絵描きな引きこもりが、主に週間・月間・年間ごとに振り返りを残すブログ。

#239 思わぬ時に過去の経験が役立つことがある【週間報告(7/16-7/22)】

 人間万事塞翁が馬といいますか。

 いや、別に幸とか不幸がどうたら、というわけでもなくて。

 ただ、最近ではない以前の経験や、そこで生み出したもの、得たものが、まさかこんな時に役に立つとは……と思いまして。

 今日はそんな話でもします。

 

 では、週間報告を。

 

 7月第4週に完成・公開したイラストは、ありません。

 

 テストマーケティング企画の準備を進めていました。

 依頼の制作が落ち着いたのと、7月の最後あたりまで引っ張って、結局今月中に実施できなかったことになるのも嫌なので、新規のイラスト制作よりも優先しました。

 

 テストマーケティングは、『#RTしたVtuberさんを描く』というタグを使った企画。

 となると、サンプルとなるイラストがあった方がよくて。

 ただ、新規のイラストを描く時間がなかったので、過去作を活用して準備時間を短縮。

 そこで用いたのが、2月あたりに描いた立ち絵。

 SilvervaleとVeibae。

 Skeb用のアートスタイルの模索として描いたイラストです。

 その後、ロードマップの方針変更があって、結局描くだけ描いて終わってしまいましたが。

 今回、テストマーケティング企画のサンプルとして活用することになりました。

 

 テストのサンプルとして制作したのが、こちら。

 この2つは、いわゆるフロントエンド商品。

 ツイートに掲載して、集客するためのサンプルです。

 

 ツイートの最後には応募フォームのURLを記載しました。

 2020年から2021年にかけて、全部で3回実施した、【あなたの小説を読んでイラストを描きます企画】と同じ要領です。

 このテストマーケティングの目的は、商品需要を調べつつ、PRを行うこと。

 今回限りで終わる企画ではないため、

・どのくらいの人がツイートを見たか
・ツイートを見た人の中からどれだけの人が企画に興味を持ったか(応募する上で最低条件であるRTをしたか)
・さらに踏み込んで応募フォームに記入してくれたか
・どんな特徴を持った人が応募フォームから応募してくれたか
・継続して実施することで、繰り返し応募フォームに記入してくれる人はいるか

 などなど、応募者の数や傾向、個々の特徴も記録していこうと思っています。

 

 そして、ツイートのサンプルがフロントエンド商品ということで。

 応募フォームにはバックエンド商品として、フォーム記入者限定のアートスタイルを用意しました。

 

 背景やフレームに、応募者が希望するアイコンや名前を描き入れるようにしています。

 3枚目はフォーム記入者限定で選べるデザインです。

 

 テストをするサンプルは、このバックエンド商品。

 どれもデザインの方向性が違うため、需要の傾向から今後の企画の内容を検討して、かつ内容自体もブラッシュアップしていこうと考えています。

 

 ちなみに。

 Vtuberのイラストを描く専用のアカウントを作りました。

 といっても、以前雑多アカとして作ったアカウントを転用しただけですが。

 

 ステータスとしては、以下の通り。

・フォロワー:5(企画を実施する直前時点)
・直近30日間の平均インプレッション:100未満

 

 7月22日20時頃に企画のツイートをして、7月23日4時頃までの反応は以下の通り。

・インプレッション:507
・RT:7
・プロフィール閲覧:8
・フォーム応募者数:4

 

 だいぶ少ないですが、3月あたりからロクにツイートをしていないアカウントなので、まずはこんなものかな、と。

 100とか200とかRTされれば、PRとしては上々ですが、その中から誰を描くのか選ぶのも大変そうだな、と。

 念のため、自分で選ぶだけでなく、抽選で決める枠も設けています。

 

 締切は24日の終日あたりとしているので、あと少し様子見。

 締切を過ぎたら、気になった方を選んで、抽選で決めて。

 8月中に制作、お渡し・公開しようかと。

 

 ロードマップを変更した際、自分はもうVtuberは描かないものだと考えていましたが。

 なんやかんや考えることがあって、またVtuberを描くことにしましたし。

 描いて、それで終わりになったイラストが、この機会に活用されて。

 1年以上やることのなくなったツイッターの企画を、今度は別のジャンルでするようになって。

 

 過去の経験や産物って、必ずしもその瞬間限りではないんだと、巡り巡ってふとした時に役立つこともあるんだと、実感しました。

 まあ、そういうのってこれまでもあったにはあったと思いますが、改めて、ですね。

 

 で、実はFEの二次創作でもそういうことが最近あって。

 第3週に完成・公開したカミラ

 

 投稿後1週間以上経過してから、唐突に反響が出始めて。

・リプライ:6
・RT:91
・いいね:239

 と、割と伸びたんじゃないかと思います。

 4月に描いたワユが、

・リプライ:2
・RT:102
・いいね:314

 だったので、かなりいいところまで迫ったな、と。

 投稿後1週間以上経過、という点で見れば、よくそこまで伸びたと思っています。

 ただ、インプレッションは3500弱。

 ワユが2.1万なので、RTの割に広まらなかった、という体感もあります。

 そしてフォロワーですが。

 投稿時点が284人、RTが完全に止んだ時点で294人と、10人の方にフォローしていただきました。

 

 項目ごとの結果と最終的な成果はなんであれ。

 長月夜永のPR、ブランディングは小さく、小さく着実に進んでいるんじゃないかと思います。

 FEの二次創作におけるコンセプトが固まってきましたし、ある程度需要の見込めるコンテンツも見えてきたので、今後はそれらを踏まえて、織り交ぜて、ブラッシュアップしつつ制作・公開していこうと思います。

 

 そして、ここまでのことがはたして依頼やリクエストに繋がるのか。

 そこまでは分かりません。

 分かっていません。

 

 というより、「長月夜永だから依頼・リクエストしたい」と思えるほどの商品力や認知度は、まだまだないな、と。

 それをこれから、FEの二次創作やVtuberのファンアート、企画を通して確立しながら、PR・ブランディングしていくことになります。

 

 正直なところ、2023年は2022年ほどの売り上げは出せないんじゃないか、と考えています。

 依頼やリクエストの数もそうです。

 去年の倍以上にはならないと見込んでいます。

 

 その代わり。

 今後、長期に渡って、2022年のような「運よく、あるいは金額が安いから依頼が来たり重なったりした」という成果は出しません。

「長月夜永だから」という動機が1番に来るようにします。

 そのために、残りの2023年はマーケティングブランディング、PR、コミュニケーションに力を入れていきます。

 

 脱ニートに焦っているのは確かですが、じゃあ、焦って急いで金を稼ぐことに必死になって、その後長期的に生き残れるのか? と。

 収入の柱を依頼やリクエストに頼るのか? と。

 依頼やリクエストのために命を費やすのか? と。

 

 ……今から地道に、イラストレーターではなく、商売人としての地力を積んでおけば、今後の人生における選択肢の幅が広がるんじゃないか? と。

 

 はたして、目先の利益ばかり拾い上げていていいのか。

 そんなことを考えながら、自分は世の中に、誰かに、どんな提供ができるか、を考えている次第です。

 

 では。