やってみないことには分からないことがある、と言いますか。
1度もやりもしないで風聞や憶測で決めつけてしまうのは違うんじゃないか、と言いますか。
目標達成に向けて最短最速ルートを見つけてそこを突っ走るのがよかったり、あれやこれや紆余曲折を経て大成することもあったりと、人生、はたしてなにが正解なのか、よく分かりません。
……まあ、自分にとっての正解を見つけるのが人生なんじゃないか。
そんな風に、ふと思いました。
さて、週間報告をば。
8月第2週に完成・公開したイラストは、こちら。
7月下旬に実施した、『#RTしたVtuberさんを描く』のイラストです。
2人目と3人目です。
当選者3名分のイラストを描き終えたので、これで企画は完了となります。
テストマーケティング企画という名の無償企画を終えたので、反省会をしようと思います。
今回の企画の目的は、こちらの記事に書き残していました。
メインの目的は、商品需要の調査とPR。
今回用意した商品というのが、こちら。
A.フレーム系デザイン
B.横長デザイン
C.原神風デザイン
Skeb用のアートスタイルということで、全身立ち絵用の背景を3種類用意しました。
そして、サブの目的として下記のような項目を挙げていました。
・どのくらいの人がツイートを見たか
・ツイートを見た人の中からどれだけの人が企画に興味を持ったか(応募する上で最低条件であるRTをしたか)
・さらに踏み込んで応募フォームに記入してくれたか
・どんな特徴を持った人が応募フォームから応募してくれたか
・継続して実施することで、繰り返し応募フォームに記入してくれる人はいるか
これらを踏まえて、企画を実施してみてどうだったか、振り返ります。
まず、Vtuberのイラスト専用アカウントについて。
企画実施前のステータスは、以下の通り。
・フォロワー:5
・直近30日間の平均インプレッション:100未満
企画実施後、このような結果となりました。
・フォロワー:9(+4、80%増)
・直近30日間の平均インプレッション:161
フォロワー数については、無償企画ということで重要視していません。
応募のためにフォローを条件に入れる人もいますが、結局のところ数を稼ぐだけにしかならない、と考えていたりもするからです。
次に企画ツイートのエンゲージメントと、応募フォームへの記入について。
企画ツイートをしたのは、7月22日20時頃。
7月23日4時頃に、途中経過として記録をしていました。
その時の結果がこちら。
・インプレッション:507
・RT:7
・プロフィール閲覧:8
・応募フォーム記入者:4
ツイート後24時間経過として、7月23日21時45分に記録をしました。
・インプレッション:843
・RT:7
・プロフィール閲覧:9
・リンククリック:12
・応募フォーム記入者:4
募集を締め切ったのは、7月24日23時3分。
しかしこの時点での記録をしていませんでした。
なので、企画完了後の現時点での結果を出すと、以下の通りです。
・インプレッション:2,665
・RT:13
・プロフィール閲覧:17
・リンククリック:20
・応募フォーム記入者:4
また、応募フォーム記入者にはアートスタイルを選んでいただきました。
その結果はこちら。
A.フレーム系デザイン:1
B.横長デザイン:1
C.原神風デザイン:2
フォーム中に、各デザインの名称は記載していません。
名称による印象づけをしたくなかったからです。
さて、これで今回の企画で得られた結果は揃ったと思います。
目的別に分析をすると――
まずは商品需要について。
結果だけを見れば、需要についてはあるともないとも言い切れない、です。
RTが13、その中で下記の条件に当てはまったのは、9名。
※条件は以下の通り
・締切(7月24日23時3分)まで応募した
・Vtuberであると認識できる
条件に当てはまった9名の内、応募フォームに記入したのは4名。
割合にして4割ほどですが、実際の数値で見れば半々とも捉えられるのではないかと思います。
また、根本的にフォロワーが少なく、アルゴリズムによるスコアが低く、ブランド力も乏しいため、需要の有無を決定づけるのは難しいかな、と。
あくまで比較用・検証用の数値を出した、と見るのが妥当なのかもしれません。
よって、商品需要の調査の成果としては、よくも悪くもなく、といったところです。
次に、PRについて。
インプレッションやRTの数値とフォロワーの数から見れば、これまた良くも悪くもない成果です。
フォロワーの数が少なく、FF比(フォローとフォロワーの比率)や過去のツイートの数とそのエンゲージメントによるスコアを踏まえると、当然といえば当然の結果だと思います。
ここからフォロワーを増やして、FF比を上げていったらどんな風に結果が変わるのか。
これについても、比較用・検証用の数値と見るのが妥当なのかもしれません。
そして、サブの目的について。
・どのくらいの人がツイートを見たか
24時間経過時点で、インプレッションは843。
単純に、800人以上の人に見られた、ということになります。
・ツイートを見た人の中からどれだけの人が企画に興味を持ったか(応募する上で最低条件であるRTをしたか)
24時間経過時点で、RTは7。
120人に1人が興味を持ったと見てもいいのかもしれません。
・さらに踏み込んで応募フォームに記入してくれたか
24時間経過時点で、記入者は4。
締切時点の応募者数9名と比べれば、24時間以内に半数以上の人が今回用意したアートスタイルに興味を持ってくれた、と捉えることができます。
・どんな特徴を持った人が応募フォームから応募してくれたか
フォロワーの数で見れば、大半が1000人未満、中には1万人超の人がいる、といったところ。
FF比を見れば、0.906~2.639。
FF比は、1より大きいとフォローよりフォロワーが多いということになります。
インプレッションを見れば、100~500。
これは直近10回のツイートの平均です。
また、応募フォームに『自由記入欄』を設けました。
記入してくれたのは、4名全員。
一言だけだったり、自己紹介、フォームに掲載したサンプル画像について言及してくれたりなど、様々なコメントがありました。
個人的に、自己紹介+サンプル画像について言及する人ほど印象に残りました。
こういったところで、人柄や性格、あるいはイラストを描いてほしいという熱意が見えたように思います。
・継続して実施することで、繰り返し応募フォームに記入してくれる人はいるか
これについては、今後どうするか次第なので、今回は触れません。
さて、データに基づいて今回のテストマーケティングの振り返りをしましたが。
総括して言えるのは、フォロワー数が少なく、FF比が1以下だと、特にPRの面では有意義な成果は出せません、ということ。
また、過去ツイートの充実さも関わってくるのかな、と。
作品が少ない、前回のツイートからかなり時間が経っている、といった状態では、応募する側から見ると安心感や信用感に欠けてしまうので。
となると、今回は手順を間違えた、と捉えることもできます。
ある程度最近の作品を揃える、フォロワーを増やしてから企画を実施した方が、よりよい結果が得られたんじゃないかと。
逆に言えば、すでに何度か書いていますが、比較用・検証用としてのサンプルが手に入ったわけで。
ここからフォロワーを増やす、FF比を高める、スコアを上げることで、どんな風に結果が変わるか、というデータを採ることができます。
じゃあ、また企画をやるのか、と。
今月の目標に、テストマーケティング企画の実施が入っているので、またやろうと考えています。
ただ、応募条件や当選人数、アプローチの仕方を変えます。
今回、当選人数を3名にしましたが、正直1人でもいいかな、と。
目的はテストマーケティングとPRなので、当選人数を少なくしつつ、企画の実施回数を増やした方がいいように思いました。
また、今のところ無償企画ではブランディングに対するフォロワーやファン、クライアントの獲得は見込めないと考えているので、企業所属や個人で大手のVtuberのイラストを描く時間の確保も必要だな、と。
どんな風にブランディングしていくか、それを基にどうマネタイズしていくか、といったビジョンが明確になってきたので、形にできるよう、成果が出せるよう、取り組んでいきます。
特にSkeb。
8月に商品を揃えて、ポートフォリオのレイアウトを整えて、9月にはアピールしていけるように進めていこうかと。
では。