この1週間は長かったような、短かったような。
どちらとも言えませんが、すべきことはしっかりやっていました。
着々と、今月中にやっておきたいことの準備を進めていたように思います。
7月第3週に完成・公開したイラストはこちら。
ファイアーエムブレムの二次創作。
『if』のカミラを、和風な要素を取り入れたデザインにしてみました。
呼称というか、表現としては、和風武装デザイン。
以前のワユみたく、サムライとしようかと思いましたが。
長い目で見て、サムライにこだわると今後の表現の幅がかなり限定されてしまうんじゃないかと思いました。
侍=刀という印象な気がして(海外の人には特に?)、それだと他の武器を持たせたらサムライにならないよな、と。
悪手かもしれませんが、とりあえずブランディングの第一歩です。
それから、以前描いたうちの子・月白さんをリメイク、リパッケージしました。
今回のカミラや、3年目の集大成の時の立ち絵みたいなスタイルで、横長のものも作ってみよう、と。
ただ、幅が広がる分、余白ができてしまって。
そこを埋めるために、六角形のアイコンをつけてみました。
このアイコンは、キャラクターの属性や立場、武器の種類、象徴となるモチーフ、性格などといった情報を入れています。
これを書いている時点ではまだ公開していませんが、カミラでも作ってみました。
現状、これをSkebの商品としてPRしてみようかと。
ソシャゲのキャラクター紹介シート、みたいな感じで興味を持ってもらえたら、需要の開拓に繋がるんじゃないかと考えています。
ここ1週間でしていたことは、こんなところでしょうか。
そろそろテストマーケティング用の企画をしたいので、あと数点、こんな感じの作品を揃えようと思います。
そして、これは余談ですが。
ココナラでの販売実績が20件になりました。
出品からここまで2年もかかってしまったわけですが、この経験を今後コンテンツ化するために、
・20件達成までにしてきたこと
・より早く20件達成するためにすればよかったこと
について、書き綴ろうかと思います。
まずは、20件達成までにしてきたことを。
この20件ですが、すべて受け身で獲得した依頼でした。
出品サービスを見た依頼者から、見積り相談かメッセージで連絡をいただいて、というもの。
中には依頼してくれた方からの紹介もありました。
公開依頼には、1度だけ提案をしたことがあるくらいです。
初めて出品したのは、2021年6月。
サービスは、アイコン制作。
しかし、これは競合が多すぎるということで、同年7月に別のものへと切り替えました。
切り替えたサービスは、小説のイラスト制作。
最大15万文字まで作品を読んだ上で、キャラクターデザインと表紙、挿絵を描く、というもの。
イラストを描き始める前、小説を書いていました。
全部で5作品、およそ60~70万文字ほどだと思います。
ひょんなことからペンタブレットを手にした後、自著のイラストを描き始めました。
当時は表紙と、それに必要なキャラクターのデザインだけで。
1冊、電子書籍としてKindleで出版した後、ツイッターでタグ企画を実施してweb小説家さんの作品の表紙とキャラデザを描いて、ココナラ用のサンプルを増やしていました。
その後、同年11月下旬に初依頼を受注。
初めての依頼を出品サービスで獲得できた要因としては、
・基本料金(表紙や挿絵の1枚当たりの金額)が2000円と格安
・キャラクターデザインや簡単な背景が基本料金の範囲内
・作品を最大15万文字まで読む
といったところでしょうか。
依頼内容は、
・表紙1枚
・挿絵2枚
・キャラクターデザイン3体
納品して取引終了まで1ヶ月半ほどとかなり時間がかかりましたが、上々な評価をいただきました。
時間がかかった理由としては、かならず工程を踏んでいたからです。
キャラクターデザインであれば、ラフ案を最低3つは出して、案の中から選んでいただいたり、その上で修正をしたりしてデザインを固めていました。
表紙や挿絵では、構図やカラーラフの段階で案をいくつか出したりして、希望のイメージに近づけた上で清書、完成と進めていました。
初依頼完了後少ししてから、紹介で依頼が来て、小説以外のイラスト制作サービスを出品。
この時も1枚当たりの金額は格安でした。
ただ、
・キャラクター立ち絵5枚
・一枚絵2枚
と複数枚のイラストを制作したことで、1件当たりの金額が高くなっていました。
その後、新規やリピートの依頼を経て、直近3ヶ月の売り上げが5万円を突破。
2022年6月、ココナラで初めてゴールドランクになりました。
ゴールドランクに昇格後、依頼の相談がそれまで以上に立て続いて。
6月には4件の依頼を受注。
その内の1つが、企業様のホームページの背景制作。
ココナラ経由ではありますが、初めて企業案件を受注しました。
ゴールドランクの恩恵か、同年10月まで毎月1件以上は依頼の相談が来て、2022年時点でのココナラの実績は14件となりました。
11月から12月にかけては依頼はなく。
2023年1月に依頼がまた来るようになり、ようやく20件に。
ここまで、出品サービスだけで依頼を獲得してきたわけですが。
それまでしてきたことを振り返ると、こんな感じです。
・10万文字以上の小説を書いた
・自作小説のイラストを描いて、Kindleで電子出版した
・ツイッターのタグ企画で、web小説家さんの作品のイラスト(表紙とキャラデザ)を描いた
・人物キャラクターだけでなく、背景や動物、モンスターなど幅広いモチーフを描いてきた
・まずは格安の金額で出品、実績優先で依頼を受けた
・ヒアリングをして、工程を踏んで丁寧に制作を進めるよう心掛けた
・プロフィールやサービス内容の見直しをしていた
次に、より早く20件を達成するためにすればよかったことを。
真っ先に思い浮かぶのは、格安な金額で受け続ける、でしょうか。
格安で受けて、実績を増やして、そのうち金額を上げる。
そんな戦略もあるにはありますが、いつまでも基本料金2000円で受けていたら、プラチナランクどころか、ゴールドランクにすらなれません。
直近3ヶ月の売り上げが5万円という条件なので、1枚2000円で受けるとしたら、25枚のイラストを描く必要があります。
1ヶ月に8~9枚ということで、多くても月に9件の依頼を受けることになります。
安いからといって、はたして実績のないイラストレーターに月に9件も依頼が来るでしょうか。
とても現実的ではありません。
実績が増えるのに合わせて、金額を都度上げていく。
それを踏まえて、より早く20件を達成するなら? というのが条件です。
今の私であれば、まずコンセプトを明確にします。
出品サービスはもちろん、プロフィールも、です。
そもそもコンセプトとはなにか? という話にはなりますが。
例えば、
・あなたのためだけのイラストを描きます
・思い出となるイラストを描きます
・見る人の目を惹くイラストを描きます
といったところでしょうか。
イラストに限らずに例を挙げれば、
・子育てに全力を注ぐ街づくり
・家と職場の間にある第3の居場所
・余ったギガで猫を救う
『理念』と言い表してもいいかもしれません。
企業理念とか、スローガンとか、つまり、メッセージ。
「私はイラスト制作を通じて、こういう提供をします」という理念、メッセージです。
前に、60以上もの提案がされている公開依頼を見ることがあって。
どんな人が提案しているのか気になって、何人か――といっても10人以上のプロフィールや出品サービス、販売実績を見ました。
大半が、販売実績の少ない、もしくはまったくない人。
そういった方々のプロフィールや出品サービスには、コンセプトがありませんでした。
出品サービスのタイトルが、「イラストを描きます」「一枚絵を描きます」「歌ってみたのイラストを描きます」みたいな感じで。
サービスページの上部にあるサンプルも、ただイラストを並べてあるばかり。
プロフィールは簡単な自己紹介。
メッセージがありません。
「こういうイラストが描ける」「料金体系や取引の流れはこんな感じ」といった仕様書で、その人だからこそのメッセージはまったく――と断言するほどではありませんが、見受けられませんでした。
かくいう私もそうでした。
過去作をサンプルとして並べるだけで、サービス内容はただの仕様書。
同じようなことをしている人はごまんといます。
それでは、依頼をしようと選ばれる可能性は高まりません。
とはいえ、「15万文字を読んだ上で表紙を描く」はそれなりに、とても強いわけではありませんが、コンセプトとして機能していたんじゃないかと思います。
それが低価格な基本料金と相まって、小説のイラスト制作の依頼が来ていたのではないかと。
今なら、もっと違うメッセージにします。
どんな方から依頼を受けたいかターゲットを絞って、よりコンセプトを固めた上で、プロフィールとの一貫性のあるサービス内容にして、サンプルを並べます。
そして、小説以外のイラスト制作のサービスも同様です。
小説以外の、とターゲットを特に決めていませんでした。
それでもゴールドランクになった途端、特に2022年6月には月に4件の相談が来ましたが、あくまで一時的な偶然に過ぎません。
基本料金の安さもあったと思います。
しかし、より長期的な目線で、徐々に料金を上げていくのであれば、どんな依頼者に、どういった提供をするか、といったコンセプトを明確にしておくべきだろうな、と。
……それよりなにより、もっと大事なことが。
マーケティングについて、ココナラで出品を考えた時から勉強すべきだったな、と。
出品し始めた当時や、サービス内容をアイコンから小説のイラストに変えた時、まったくマーケティング的な思考をしていなかったかといえば、そうでもないんですが。
とはいえ、「自分はマーケティングの勉強をしている」という意識があるのとないのとでは、実際の行動はもっと変わっていたと思います。
なので、まずはマーケティングの勉強を始める。
学んだことを基に、商品のサンプルとなるイラストを描いたり、サービスページやプロフィールを考える。
これが、より早く販売実績20件を達成するためにすればよかったことです。
・20件達成までにしてきたこと
・より早く20件達成するためにすればよかったこと
について、ざっくり書き出したつもりでしたが、ブログにしては割と長くなってしまいました。
ここの時点で4000文字超。
週間報告の分を除けば、3000文字ほどでしょうか。
ディテールを詰めて書けば、たぶん3万文字は下らないんじゃないかと思います。
というわけで、今回はこのへんで締めようと思います。
7月も残り半分。
下旬にはテストマーケティングができるよう、準備を進めようと思います。
では。