ホムンクルスは脱フラスコの夢を見るか

脱ニートを目指す絵描きな引きこもりが、主に週間・月間・年間ごとに振り返りを残すブログ。

#293 一貫して継続することの難しさたるや【週間報告(4/28-5/4)】

 先日、プライムビデオで『貞子DX』を観ました。

 人生初の視聴でしたが、やけに『TRICK』感があるな、と。

 リングとか貞子シリーズってこんなんじゃなかったよな? と違和感を覚えるほど、コミックリリーフというか、いちいちコメディを挟んできていて。

『貞子』シリーズ以降は特にホラーの皮を被せた、リングのオマージュギャグ作品と感じて評価は低かったんですが、むしろあからさまにコメディに寄ってきて、ほんの少し評価が高くなりました。

『リング』公開からあと数年で30年になるので、1周回って原点回帰しないかな、と。

 

 さておき、週間報告です。

■4月の目標

□タグ企画を1回以上開催、完了

□小説の表紙と挿絵の制作を進める

□X(Twitter)での宣伝の投稿を週に1回以上、月に合計4回以上行う

yonaga-n.hateblo.jp

 

■5月の目標

□タグ企画を1回以上開催、完了

□立ち絵を2作品以上販売

□企画以外のタグを使った投稿を1回以上する

yonaga-n.hateblo.jp

 

■うまくいった点

・4月第2週に開催したタグ企画を完了させて、新しい企画を開催することができた

・小説の表紙を完成させることができた

・立ち絵を2作品販売することができた

 

■改善できる点

・新しく開催した企画で、暗黙のルールに引っかかって選考から外れてしまう方が大半いたため、とりあえず最初に目につく投稿文を慎重な内容にするか、質問内容を見直した方がいいのかもしれない

・立ち絵販売で、より早くサイクルを回していくなら、市場に少ないけど需要のありそうな要素やコンセプトを見つけて次々テストしてみる、という形の方が効果的だと思った

・立ち絵制作に時間を使って、小説のあらすじが完成できなかった

 

■コメント

 4月最終週から5月第1周のこの1週間は、まあ、色々あったな、と。

 X(Twitter)でタグ企画を完了させて、新しい企画を開催して。

 自著の表紙を完成させて。

 立ち絵を2作品完成させて、販売して。

 タグ企画と表紙は4月中に終わらせるつもりでいたのですが、まさか立ち絵を2作品完成させて販売までできるとは思いませんでした。

 

 まず、タグ企画のイラストはこちら。

 

 企画では参加者の方々にテーマを伺っています。

 今回いただいたテーマが、「看護と音楽」「人を歌で癒す世界観」。

 深掘りしてみたら、「みんなを歌で癒したい」という理想を持っているとのことで、すごくいい方が来たな、ということで当選に。

 他にも面白そうというか、描いてみたいと思うテーマを出してくれた方がいましたが、「これは描かなければ……!」と思うくらい、強烈でした。

 というのも、今までと違うのが、利他的な要素の含まれたテーマだということ。

 これまでは、

・アイドルみたいなライブをしたい
・妖怪たちと夜桜を見ながらワイワイしたい
・わんこに囲まれてはしゃいでいる姿を見たい
・墓地で笑って佇む闇医者が見たい

 と、今回と比較すれば利己的なテーマが続きました。

 

 例えば、以下のような2つのカフェがあるとします。

・厳選した豆から淹れた深みのあるコーヒーが自慢のカフェ
・自宅のようにくつろぎながら他者との繋がりも感じられる、憩いと交流の空間を目指した地域密着型のカフェ

 広告やチラシ、ダイレクトメールなどでこの2つのカフェがあることを知ったら、どちらに興味を惹かれるでしょうか?

 どちらなら経営を応援したくなるでしょうか?

 毎日のように足を運びたくなるでしょうか?

 ちなみに、後者はスターバックスのコンセプトをもじったものです。

 スタバの場合、厳密には喫茶店ではなく、空間の提供なので。

 ともあれ、大衆的な目線と時代的な条件で見れば、後者が選ばれる確率が高いです。

 現に、スタバは世界的に展開して、圧倒的な知名度を持っていますから。

 コンセプトではなく商品やサービスで選ばれている、という側面もありますが、メッセージとして強いのは、やはり後者じゃないかと。

 

 で、今回当選された方のテーマは、これまでいただいたテーマとは違って、新鮮でした。

 利他的な要素が含まれていて、世界観も提示されている。

 かつ、テーマ=理想だと言われたら、描かなければ……! なんて思ってしまうわけです。

 Vtuberではよく、立ち絵とは別の、キャラクターの雰囲気を見せるためのキービジュアルというものがありますが。

 今回のイラストは、キャラクターの雰囲気だけでなく、Vtuberとしての活動の理想や信念を体系化した、いわばコンセプトアートならぬコンセプトビジュアルを意識して描きました。

 

 なんというか、こういうイラストを描きたいですね。

 コンセプトアートというか、誰かの理想なり、信念なり、生き方や活動のコンセプトなりを形にするイラストを。

 瞬間的に消費されていく時代の中で、その人にとって一生ものになるかもしれない、そんなイラストを依頼してもらいたいな、と。

 

 それから、新しく開催した企画ですが。

 この前の月間報告で、過去一番暗雲が立ち込めている、と書きました。

 企画の投稿後6時間足らずの時間で見れば、これまでの中で一番の参加者数でしたが。

 明記はしていない、いわば暗黙のルールに引っかかる方が半数以上いて、どうしたものかと頭を抱えていました。

 月間報告で書いた時点では、参加期限まで日数があるので様子見となりましたが、なんとか当選者が決まりました。

 先日DMを送ってヒアリングをして、着手し始めたところです。

 キャラクターにしても背景にしても初めて取り組む要素が今回も多いので、はたして7日でできあがるやらか、少し不安だったりします。

 

 タグ企画について長くなりました。

 次、小説の表紙。

 ……といっても、この前の月間報告でもう十分に書きましたが。

 

 ストーリー後半からの世界観ということで、以前描いたものよりもインパクトのある印象になったんじゃないかな、と。

 以前のものがこちら。

 

 かつ、得意な描き方に甘えました。

 全身キャラ+風景という感じで。

 KDPで再申請するために、あとはあらすじを仕上げるだけ。

 この1週間では終わりませんでした。

 5月上旬中に再申請を終わらせるつもりなので、優先順位や時間の使い方を工夫しないといけません。

 

 次、立ち絵制作。

 この1週間で、2作品を完成、販売することができました。

 今回制作した立ち絵がこちら。

 

 剣士系キャラです。

 デザインの印象は男女で揃えてみました。

 ゲームや動画の制作で、主人公としても使えることを意識しました。

 今回も以前出した重戦士シリーズ同様に、ポーズ差分と衣装差分があります。

 他にも表情差分や編集可能なPSDファイルもありますが。

 正直なところ、差分を作ることに抵抗感がありました。

 めんどくさいな、と。

 表情差分はまだしも、ポーズ差分は素体から衣装まで描き直さないといけないわけで。

 ……かと思いきや、やってみると案外あっさりできあがったことに驚きました。

 今後、衣装の着せ替えを踏まえて素体もしっかり描き込んでいるわけですが、そこまで時間がかかるわけでもなく。

 素体のポーズに合わせた衣装差分も割と呆気なくできあがって。

 これはもう1人分も行けるな、と確信して、一気に制作を進めて週内に販売するに至りました。

 こんなに差分が呆気ないのか、と思ったら、立ち絵制作に対する心理的ハードルがグッと下がった実感があります。

 これならもっと作れるんじゃないか、なんて調子づくわけですが。

 

 とはいえ、コンセプトとしては弱いかな、と。

 コンセプトというか、市場――DLsiteの立ち絵市場の供給では、剣士キャラって数が多い。

 一番売れている方の商品にもありますし。

 だとすると、今後はもっとコンセプトを意識しないと、市場では数が少ないけど需要がありそうなものはなにかとリサーチしないといけないな、と思いました。

 

 現状、DLsiteの立ち絵市場って、割と穴場なんじゃないかと思っていたりします。

 割とファンタジー系の立ち絵が売れる環境ですし、BOOTHでそれなりに売れていそうな方が参入していなかったりするので。

 ファンタジー系の立ち絵が欲しい時、ここで探せばだいたいのキャラが一通り揃う、なんて状態にしてしまえば、ポジションが取れそうです。

 

 そして今後の販売戦略ですが。

 そのうち新規のキャラは出さなくなるんじゃないかと。

 それよりも、素体を仕上げていることを活かして、着せ替え商品を増やしていこう、と。

 現状、今販売している作品の値段は、内容や他のクリエイターに比べればかなりの割安。

 こちらをフロントエンドとして、バックエンドとして着せ替え商品を出していこう、と。

 それなりの数を入れて値段を高めに設定。

 かつ、DLsiteではちょくちょく割引セールが行われるので、割引された金額が従来の値段であり利益となるように設定します。

 つまり、セールの時に目標の売上が上がるようにする、ということです。

 また、BOOTHですでに出している作品は撤収して、BOOTH限定のものを出そう、と。

 DLsiteで購入してもらって、BOOTHでの購入を促します。

 というのも、BOOTHの方が引かれる手数料が少なく、利益が大きく取れるからです。

 そして、BOOTHの購入数はDLsiteに比べればごくわずか、というのが現状。

 BOOTHの場合、現代系キャラの方が売れている傾向なので。

 さらに、出品できる商品の数に限りがあります。

 だとしたら、それぞれで同じ商品を出すのではなく、あくまでおまけとして活用した方がよさそうだな、と。

 

 今、新しい立ち絵の制作を始めつつ、1作目の重戦士シリーズのリメイクも進めています。

 リメイクと差し替えが終わったら、英語版のものを出して、海外ユーザーにもアプローチしようかと。

 DLsiteの特長の1つが、海外ユーザーもいることが分かることです。

 海外の個人VtuberのFAを描いていた時から、海外との接点を模索していたので、活用しないわけには、試さないわけにはいきません。

 

 

 さて、この時点で4000文字強。

 2時間半でこのくらいなら、個人的にはよく書いた方だな、と。

 

 5月第2週ですが、

・企画のイラスト制作
・小説のあらすじ仕上げ
・立ち絵制作

 を進めていきます。

 

 今、立ち絵制作の熱量がかなり上がっていますが、いったん落として優先すべきことに取り組みます。

 SNS運用ですが、企画でのフォロワー増加はあまり見込めなさそうだな、と。

 今進めている分を除いてあと2回、横長一枚絵の企画をするつもりですが。

 そもそも企画でフォロワーを増やそうとしない方がいいのでは? とか思ったり。

 そのあたりは、状況に応じておいおい考えようかと。

 

 さて、イラストを描く前に雑事がいくつかあるので、このあたりで終わります。

 

 では。