ホムンクルスは脱フラスコの夢を見るか

脱ニートを目指す絵描きな引きこもりが、主に週間・月間・年間ごとに振り返りを残すブログ。

#230 データから少し考察してみる【週間報告(5/28-6/3)】

 今日はいつもより早めの週間報告を。

 今週中に完成するイラストはないし、明日から依頼のイラストの描き込みが始まるので、今の内に。

 

 5月最終週から6月第1週にかけて完成・公開したイラストはこちら。

 

 

 先日の月間報告で先出ししましたが。

 FEの二次創作。

【IF-Class】のサムライワユの一枚絵の連作です。

 

 色々あって、完成するまで2週間もかかってしまいました。

 たぶん、こうも完成に時間がかかったのは久しぶりなんじゃないかと。

 1枚にキャラを4人入れた上で構図を考えたり。

 夕暮れ時というシチュエーションだったり。

 エフェクトをどうするかだったり。

 あれやこれや考えることにリソースを使って、他の作業と並行して進めて、途中諸事情でメンタルがやられてぐだってと、色々ありました。

 

 それでもしっかり描き上げましたし、自分なりに挑戦できた1枚なので、まあいいかな、と。

 

 イラストに関してはこんなところで。

 

 ここからは、これまで採ったデータを基に考察をしてみようかと思います。

 というか、ここ最近マーケティング関連の書籍を読みつつ考えることがあって、それのまとめでもしようかなと。

 

 さて、まずはデータとはなんぞや? というところから。

 

 FEのイラストを描き溜めて、連日投稿し始めた時から、

・投稿日時
・投稿内容、タグ
・インプレッション
・リプライ
・RT
・いいね
・プロフィールアクセス数
・フォロワー増加数
・エンゲージメント確認日時
・投稿から確認までの経過時間

 をメモしていまして。

 投稿作品数は16、データサンプル数17とまだまだ少ないですが、それでも考察できることがありました。

 成果に結びつくかまでは分かりませんが、今後の指標くらいにはなると考えています。

 

 まずは簡単に、これまで投稿したイラストとデータについて。

 4月9日から4月18日にかけて、描き溜めたイラストを毎日投稿。

 投稿内容(キャラ)は以下の通り。

・ワユ
ミカヤ
・エーデルガルト
・リン
・ディミトリ
・エーデルガルト&ディミトリ(単体イラストを合わせたペア画
・ネフェニー
・ベレス
・カミラ
ルキナ

 投稿時間は21時01分に固定で、予約投稿をしていました。

 投稿後、およそ24時間経過時点でエンゲージメントの確認とメモを。

 ただ、ルキナだけ24時間時点での確認をし忘れて、60時間経過あたりでの確認となりました。

 

 個別のエンゲージメントまでは描きませんが。

 4月18日に投稿したルキナがダントツに伸びまして。

 60時間経過時点で以下の通り。

・インプレッション:27,735
・RT:99
・いいね:308
・プロフィールアクセス数:43
・フォロワー:+15

 

 その後、

・4月22日:ワユ(【IF-Class】キャラデザ、立ち絵)
・4月28日:エーデルガルト(【IF-Class】キャラデザ、立ち絵)
・5月6日:ワユ(【IF-Class】一枚絵)
・5月15日:ワユ(【IF-Class】一枚絵)
・5月30日:ワユ(【IF-Class】一枚絵)

 と制作、投稿をしました。

 この期間は20時01分に固定で予約投稿を。

 投稿後のエンゲージメント確認までの経過時間は、22日が48時間、28日が34時間、6日以降は8時間です。

 22日と28日の分は、元々24時間経過あたりで確認するつもりだったものの、なんやかんやあって忘れていました。

 

 その後、確認までの経過時間は8時間としまして。

 本当ならば6時間(ツイッターアルゴリズムによる選定に影響する時間)あたりで確認したいものの、最近は23時~24時には寝てしまっていて。

 だいたい4時(28時)頃に起きるようにしていて、確認がそのあたりのため、投稿後8時間あたりになってしまいます。

 

 で、この中で一番気になったのが、4月22日のワユ。

 エンゲージメントは以下の通り。

・インプレッション:20,054
・RT:99
・いいね:308
・プロフィールアクセス:43
・フォロワー:+10

 

 なにが気になったかというと、その後に投稿したイラストの結果との比較です。

 反響があったのは、5月6日と30日。

 どちらも投稿後8時間時点でインプレッションが1,000を超えていて。

 RTは20台、いいねは70台、プロフィールアクセス数は10未満です。

 そして新規フォロワーは0。

 立ち絵でそこそこ反響がありつつフォロワーが増えたものの、一枚絵では新規フォロワーがゼロ、と。

 その違いはなんなのか……という詳しい話は後ほど。

 

 改めて。

 今回着目するのは、

・4月18日のルキナ(一枚絵)
・5月2日のワユ(【IF-Class】キャラデザ、立ち絵)

 です。

 

 なぜこの2つが他と比べて反響があり、フォロワーが増えたのか。

 

 まず、ルキナ(一枚絵)。

 

 一枚絵としては、まあ、普通なんじゃないでしょうか(私見)。

 これを投稿した後の週間報告でも書きましたが。

 反響があった理由として考えたのは、以下の通り。

・コンセプトを感じてもらえたから
ルキナのファンが多かったから
ルキナの誕生日が近かったから

 そもそもコンセプトは描き始めた時点では考えていなくて。

 背景を考えて、描き進めてから、後付けで決まったというところです。

 

 反響があったのはいいとして。

 なぜこの時点で15人の方にフォローされたのか?

 そこが疑問点です。

 

 考えた要因としては、

・絵柄や作風を気に入ってもらえた
・プロフィールまで見て、FEファンだと感じてもらえた
・純粋な興味本位
・今後への期待感
・絵師やイラストレーターのアカウントのコレクター

 といったところでしょうか。

 この時点まで、特定のキャラを何枚も描くということはしていません。

 それにも関わらずフォローしていただけたのには、やっぱりなにかしら理由が――それこそ潜在的な原理があるはずです。

 

 次に、ワユ(【IF-Class】キャラデザ、立ち絵)。

 

 この投稿でも10名の方にフォローしていただきまして。

 しかしその後の連作(5月6日、15日、30日の一枚絵)では、この投稿ほどではないものの、多少の反響がありながら新規のフォローはありませんでした。

 特に30日の一枚絵は、24時間経過あたりでもエンゲージメントを確認していて。

・インプレッション:8,884
・RT:74
・いいね:230
・プロフィールアクセス数:25

 

 例えば、4月18日のルキナと5月2日のワユのフォロワー増加数をプロフィールアクセス数で割ると、

ルキナ:15 / 66 = 0.227...... = 22.7%
・ワユ:10 / 43 = 0.232... = 23.2%

 というプロフィールアクセス数に対するフォロワー増加率が求められます。

 これに沿って単純計算すれば、

・5月30日:25 * 23% = 5.75

 5~6人に新しくフォローされることになります。

 

 しかし、新規フォロワーはゼロ。

 これは着目および考察する価値があります。

 

 なぜそれなりにRTやいいねがありながら、フォローまで至らなかったのか、と。

 考えられる要因としては、以下の通り。

・そもそも一枚絵を単体で投稿していた(立ち絵のツイートの引用などがなかった)
・イラストを見るだけで満足してしまった
・プロフィールまで見たものの、直近の作品の一貫性(テーマやコンセプト)が薄く、フォローをしようという衝動に駆られなかった

 

 これは今の時点だとなかなか難しい問題だな、と。

 視点を変えて、なぜ5月2日のワユの立ち絵でフォロワーが増えたのかを考えてみます。

 

 それまでの作品は一枚絵で、唐突な立ち絵の投稿です。

 テーマやコンセプトに関する一貫性はありません。

 だとしても、フォローするに至る要因を考えるとするならば、

・ワユというキャラ単体に対するファンだった
・キャラデザや絵柄が気に入った、興味を持った
・『サムライ』というコンセプトに新規性があった

 といったあたりでしょうか。

 

 とはいえ。

 キャラデザや絵柄の観点からすると、4月28日のエーデルガルトはまったくといっていいほど反響がなく。

『サムライ』というコンセプトだって、その後の連作で新規フォロワーが増えることはなくて。

 なにをきっかけにRTされたのか、フォローされたのかを結論付けることはできません。

 

 明確な結論こそ出ないものの。

 今後制作するイラストの方針はある程度固まります。

【IF-Class】ではなく、『サムライ』あるいはそれに近しいコンセプトでのキャラデザや立ち絵を制作、投稿しつつ。

 ルキナの件もあるため、しばらくルキナ以外のキャラを出してみて、ある程度揃ったところでルキナのキャラデザ、立ち絵を投稿してみる。

 おそらく、投稿する曜日や時間帯といったタイミングも絡むかとは思いますが、以前とまったく同じ条件での投稿はさすがに無理なので、諦めます。

 

 またまた長い戦いになりそうです。

 ただ、ブランディングをしていくならイラストのコンセプトはもっともっと突き詰めるべきだと考えていて。

 それこそ、アップルに戻ったスティーブ・ジョブズが、それまでアップルの出していた商品のラインナップや、提携していた業者を極限まで絞ったように。

 

 5月中ずっと、サムライワユの連作を制作していましたが。

 キャラデザと立ち絵がSkeb用の商品とするなら、連作となった一枚絵はサービスかな、と。

 サービスといえど、必ずしも無料の提供というわけではありませんが、この場合はファンサービス的な見方をしていて。

 その上で、サービス、サービス、サービスだと、いつまでも商品サンプルが増えません。

 ということを、今回の連作で学びました。

 

 あと1枚、連作として描く予定です。

 すぐには描きませんが、3年目の集大成や、現在進めているココナラの依頼が落ち着いたあたりなら、時間が取れるはず。

 それを完成、公開した後、それまで出した一枚絵を加筆修正して、1つにまとめて再投稿します。

 もちろん、サムライワユのキャラデザを引用に添えた上で。

 その反響を見た上で、今後連作をするか、そもそも独自のキャラデザを出した後に一枚絵を制作するかを考えてみようかと。

 

 当面の方針としては、こんな感じです。

 今後はコンセプトを絞った上でのデータを取りつつ、マーケティングブランディングをしていきます。

 

 いやはや、長くなりました。

 このあたりで4000文字なので、そろそろ締めることにします。

 

 では。