最近になってようやく、森岡毅氏の存在や著書を知りまして。
商売をするなら、この方の著書に目を通しておいて、損はないと思います。
むしろ、商売をするなら読むべきではないか、と。
どういう方かと言えば、大阪のUSJに日本のアニメ作品(エヴァンゲリオンや進撃の巨人など)を取り入れて、落ちぶれる経営状況をV字回復させた、マーケターと呼ばれる方です。
森岡氏を知ったきっかけはYouTubeの動画で、そこから著書を2冊買いました。
今回は前回に引き続き、方針の見直し的な話に簡単に触れて終わると思います。
森岡氏の著書に関しては、書くとクッソ長くなりそうなので、別の機会に。
方針の見直しに大きく関わるので、自分のためにも、この準備期間中にきっちりまとめようかな、と。
というわけで、週間報告をば。
10月最終週から11月第1週にかけて完成・公開したイラストは、こちらです。
前回の週間報告に引き続き、Shotoです。
YouTubeに【Shoto Lore】という動画がありまして。
Shotoは『レベル99のローグ、デーモンスレイヤー、冒険者ギルドのリーダー』という肩書きのVtuberですが、なぜデーモンスレイヤーとなったか、を描いた動画です。
一枚絵にナレーションとBGMをつけた、紙芝居みたいなもので。
和風な世界観と、彼のナイフに隠されたストーリーがいいな、と。
11月は前回の月間報告で書いた通り、1920×1080pxのサイズを基準にすることを条件にしているので、世界観重視の構想にしてみました。
また構図についてですが。
10月に完了した、ココナラの依頼で描いたMV用イラストの構図を参考にしてみました。
初挑戦な構図で割と頑張ったものの、諸事情で公開できないので、そのフラストレーションをこれで発散しよう、みたいな。
そんな感じで、1920×1080px基準のイラストが描けました。
用途としては、MVを想定しました。
描き終えて思ったのが、やっぱり背景が弱いな、と。
これからもっと画力や精度を上げていこうと思います。
さて、週間報告としてはこんなところで。
今回も方針の見直し的な話になりますが。
森岡毅氏の著書を読んだり、出演している動画を観たりして、自己分析とマーケティングについて学びました。
――正確には、学んでいる途中ですね。
まだ情報を手にしただけで、知識や知恵のレベルに落とし込んでいないので。
で、方針の見直しについて、確実に言えることが、1つ。
私がココナラに出品している、『小説のイラスト制作サービス』。
15万文字まで無料で読んで、キャラデザ、表紙や挿絵を描く、というサービスなんですが。
――はたして、15万文字まで無料で読む意味はあるのか? と。
ふと、そんなことを思いました。
いや、表紙はともかく、挿絵を描くとなると作品を読んだ方がイメージが浮かびやすかったり、「こんな描写のほうがいいのでは?」と提案できるんですけど。
作品の雰囲気やキャラクター・世界観の確認や、表紙ならなにかしらの意図を含ませたりと、私自身それなりに意味を持ってやっているんですが。
とはいえ、ココナラというプラットフォームの、小説のイラスト制作という市場での相場と、私の画力などを踏まえると、基本料金を1万円以上にするのはまだまだ難しいな、と。
なにせ、小説の表紙だけでもそこそこ競争率がありますし。
それで15万文字まで無料で読むことを前面に出したところで、さほど差別化にもなってないんじゃないかな、と。
小説――それこそWeb小説と電子書籍の小説のイラスト制作のニーズって、そこじゃないんじゃないかな、と。
つまり、作家さんが潜在的に求めているものを履き違えていたりしないか、と考えました。
いや、もう少し違う視点からのアプローチができれば、依頼受注数や単価を上げていけるんじゃないかと。
そんなことを考えている時、BookBaseという電子書籍出版サイトを運営するオタクペンギン氏のこんなツイートを見かけまして。
そうか、小説が売りにくい理由の一つは予告編がないまま本編見せようとするからか。
— オタクペンギン(社長) (@NovelPengin) 2022年11月2日
このツイートのリプライや引用RTには、
・映画のトレーラー的なもの
・作品の一部抜粋
・冒頭をマンガでダイジェストに
といった意見もありました。
ああ、なるほど、と。
ふと、「これは一度試してみたい」と思える案が浮かびました。
簡単にまとめると、『プロモーション媒体』の制作です。
言い方を変えれば、『作品の宣伝手段』でしょうか。
例えばツイッターで流れてくる、個人作家のWeb小説や電子書籍の宣伝ツイート。
その大半が、表紙だったりキャラクターイラストだったりで。
作品の内容を断片的に見せるような、マンガや動画といった形式での宣伝ツイートって、あまり多くありません。
希少と言ってもいいかもしれません。
プロモーションムービーなら、特に出版社が出しているものを見かけます。
表紙や挿絵、キャラデザの資料などを素材に、ナレーションやキャラのセリフのアテレコなどを加えた動画を。
マンガ形式なら、小説よりもビジネス関係の広告マンガをよく見かけます。
なので、まったく目新しいアイディアではありません。
ですが、ツイッターの個人に限れば、そういったプロモーション媒体を出している人ってなかなかいなくて。
ココナラだと、小説のイラスト制作で、そういったプロモーションやマーケティング的なサービスがあるかといえば……見かけたことがありません。
『イラスト制作』のカテゴリで調べて出てくるのは、やはり『表紙』や『挿絵』です。
『小説の宣伝・広告用イラスト描きます』なんて文言は、ランキングとおすすめ順を10~20ページほど見ても、見当たりません。
じゃあ、かといって小説の表紙が欲しい人が、『マーケティング・web集客』のカテゴリを見るのか、と。
まったくいないとは断言しませんが、少数ではないでしょうか。
で、オタクペンギン氏のツイートを見た直後、凄まじいインスピレーションに駆られました。
「プロモーションイラストの制作、やってみたい」と。
ただ表紙や挿絵を描くだけではなくて。
ただ表紙や挿絵で宣伝・広告するのではなくて。
・作品の起承転結の起承転まで
・作品の見どころや特色
といった要素をめちゃくちゃ凝縮したダイジェストにしたイラスト、あるいはマンガ、あるいはマンガもどきを作ってみないか、と。
実際、Web小説投稿サイト――特に『小説家になろう』や『カクヨム』などといった大手サイト――では、数年前からあらすじ的な長文タイトルが並んでいます。
それこそ、主人公が結果どうなるかまでざっくりネタバレしているくらいまでのタイトルが。
それを参考に、序盤の分だけを抜粋してダイジェストにせずに、かなり際どいところまで詰め込んだものにしてみるのはどうだろうか、と。
まだまだ思いつきの段階なので、ここから色々関連性のある前例を調べて詰め込む必要があります。
もしこれにニーズがあれば、これまで以上に依頼受注数と単価を上げていけるんじゃないかと考えていたりします。
さすがに「これを出せば読者数・売上アップが期待できます」なんて大々的には言えませんが、「作品の宣伝力アップへの貢献」が提供できたらいいかなー、と。
『小説のプロモーションイラスト制作』という、(ココナラの中では)あまり見かけないコンセプトが浮かんだ時、早くこれに着手したいと、久々に「明日」が待ち遠しくなりました。
……簡単に触れる程度が、割と長くなりました。
今、2023年に向けた準備期間中としていますが、制作するイラストの方針をどうするかで迷っています。
『小説のプロモーションイラスト制作』も『Vtuberの二次創作』も結局は、当面依頼受注の主軸となるココナラにつながるので。
今のところ依頼はいただいていないので、使える時間を有効活用して進めていこうと思います。
では。