この前、とある書籍の一文を読んで、ふと気づいたことがありまして。
それでよくよく考えてみたら、「これ、このまま行ったらまずいな」と、なんとなしに思いました。
ここ最近、違和感というか、はっきり言えることではありませんが、そういう感じを覚えることがあって。
それの解像度がほんの少しだけ上がったら、危機感を覚えました。
今回はそんな話でも。
ただ、その前に週間報告を。
5月第2週に描いて完成・公開したイラストは、0枚です。
二次創作のイラストを描いてはいましたが、それよりも依頼のイラストの物量に手こずって、それどころではなくなっていました。
あと1枚仕上げれば終わるので、ここが踏ん張りどころです。
しっかり描き上げます。
というわけで、イラストについてはこんなところです。
さて、タイトルと冒頭の話をば。
ぶっちゃけた話、こういうのは現在進行形で依頼を進めている今するべきではないと思ったりします。
ただ、それでも。
私の今後に関わることですし、なるべく鮮度の高いうちに出してしまおうと。
駆け出しのイラストレーターとしては、よくよく考えるべき内容だと思います。
さて、それでは本題に。
「口コミのない作品は、中身のない絵」と同様です。
これは、イラストとLive2Dで稼ぐイラストレーターさんの著書にあった一文です。
その著書はこちら。
なかなか残酷な一文でした。
私にとっては。
これまでココナラで4件、イラスト制作の依頼をいただきました。
そして現在進行形で1件、制作を進めています。
その、これまで完了した依頼の制作物について。
4件のうち3件が小説関連のイラスト、うち1件がTRPG用のイラストでした。
それらのイラストについて、依頼完了後、ココナラ以外で、「長月夜永」の名前を添えて紹介されたのは、いったい何件でしょうか?
……0件です。
たったの一度も、例えばツイッターで、
「ココナラで長月夜永さん(ツイッターID)に描いていただきました」
という口コミはありませんでした。
少し話が脱線します。
ココナラで依頼を受け始める前、ツイッターで小説関係のタグを使った企画を行いました。
【あなたの小説を読んでイラストを描きます】と題した企画を。
第0回から第2回までの、全3回。
応募していただいたWEB小説家さんの中から1人を選んで、その方の作品を読んで、キャラクターデザインと表紙を描く、というもの。
全部で3回なので、イラストを描かせていただいたのは、3名。
その3名が、企画終了後、「長月夜永」の名前とツイッターIDとイラストを添えたツイートをしてくれました。
人によっては、1年以上経っても、ふとした時のツイートでイラストを使ってくださる方もいます。
プロフィールに「長月夜永」の名前とIDを入れてくださっている方もいます。
小説投稿サイトのどこかしらに掲載してくださっている方もいます。
後半3行はさておいて、と同時に話を戻します。
ココナラでの依頼完了後、SNSでなにかしら口コミをしてくれた方は、いません。
0です。
投稿サイトや電子書籍の販売ページ、もしくはそこに掲載、出版している作品の中のどこかしらに「長月夜永」の名前が書かれているかといえば……いえ、まったく。
もちろん、イラストに描き入れているクレジットは除いて。
上記の著書を読んで、
「そういえば、依頼で描いたイラストについてSNSで口コミしてもらえたか?」
と気づいてよくよく考えてみたら、1回もありませんでした。
途端に、最近なんとなく感じている違和感みたいなものの解像度が上がりました。
で、思いました。
――なんか、むなしい。
依頼をいただいて、
何度もやり取りをしてイラストの制作を進めて無事納品して、
お金をいただいて、
ポートフォリオが増えて、
レビューが増えて、
描けるものが増えたり、
イラストを描く以外のスキルが伸びたりして、
……でも、それだけです。
いや、それ”だけ”と言い捨ててしまえるほど小さなことでも、単純なことでもないんですが。
ただ、ココナラでのメッセージやトークルーム、レビュー欄以外の場で1回も、「長月夜永」の名前とアカウントと依頼の制作物の1セットが出回らないのは、むなしいな、と。
そんな仕事、ココナラ以外の仕事でも当たり前にあるといえばあるんですが。
とはいえ、ほとんど同じ内容の制作を行った【読みます描きます】企画と比べたら、なんかむなしいんですよね。
……まあ、ココナラではツイッターのIDを載せていませんし。
当然といえば当然なのかもしれません。
で、そんな悶々とした逡巡をした挙句。
――特に方針は変わりません。
こちらの週間報告で書いたように、海外市場をターゲットにしたイラスト制作を進めていこう、と。
そしてその方針で目指すは単価4万以上、月5件以上の依頼を安定・継続してもらえるようになること。
去年の11月から立て続けに依頼をいただいて、2022年の滑り出しは好調でした。
ただ、トントン拍子の右肩上がり――ビギナーズラックは終わって、下げの時期に入ったようで。
ここで「ああ、もう自分はダメなんだ」とは思わず、また上がり調子の波を生むための準備期間だと捉えます。
で、次上がる時は、ここまで稼いだ金額をより短期で稼げるはずです。
いっそう、イラストでお金を稼ぐスキルが上がるでしょうから。
そのためにも今は、改めて方針と下地を固めていこうと思います。
今回の話題は、あまり公にさらすようなものではありませんでした。
念のため、口コミをしてもらえなかったことへの非難ではない、ということを述べておきます。
今後のイラストレーター業に対する”今の私”の想いを、まさに今こうして、リアルタイムで残しておきたい。
ただただ、それだけです。
では。