ホムンクルスは脱フラスコの夢を見るか

脱ニートを目指す絵描きな引きこもりが、主に週間・月間・年間ごとに振り返りを残すブログ。

#143 ただ実績の数字が増えればいいってものじゃ【週間報告(3/13-3/19)】

 3月14日23時34分、そして23時36分。

 震度5強以上の地震が間髪入れずに、2度。

 私は特になんの問題もありませんでしたが、思わず覚悟しましたね。

 1回目の地震が起きてすぐ、ヤフーのリアルタイム震度(強震モニタ)を開いて動向を確認。

 まもなく、震央周辺が紫色になった途端、まさに「戦慄が走った」を実感して、覚悟しました。

 1回目で割と大きかったのに、直後、より大きな地震が来るのか、と。

 さすがに今回はやばいんじゃないか、と。

 ようやくいい感じに動き出しつつある『今』が崩されるんじゃないか、と。

 結果なにもなく、無事ではいますが。

 なかなか油断はできませんね。

 

 ……と、前置きが長くなりました。

 そろそろ週間報告を。

f:id:yonaga_n:20220318005738j:plain

 

 3月第3週に完成・公開したイラストは0枚です。

 小説のイラスト制作の依頼が2件重なって、私用のイラストを描く暇はありませんでした。

 

 ……うそです。

 時間を見つけては2年目の集大成イラストを描き進めています。

 これはこれで、背景を描き込むのに時間がかかっていたり、制作過程を書き残したりと、勉強しつつ記録しつつなので、なかなか進みません。

 いったいいつ完成するんだろう……と嘆息しながらも、「これを描き切ったら描けるものの幅が広がるしサンプルとしても出せるしもっと依頼が来るかもしれないし」と前向きに考えながら地道に頑張ってます。

 

 さておき、先日ふと思ったことがありまして。

 

 ココナラで依頼者様に返信をしようとして、手が止まりました。

 

 ふと思ったんです。

 

「これでいいのか?」と。

 

「今、自分は必要最低限の提供だけしかしようとしていないか?」と。

 

「依頼者の潜在的なニーズを無視しようとしていないか?」と。

 

 はたしていつからだったか。

 ココナラに出品する前、ツイッターで小説タグの企画をしていたころからだったか。

 ココナラに出品して、依頼をいただくようになってからだったか。

 

「本当にこれでいいのか?」

 ふとしたときに、脳裏をよぎる言葉です。

 言葉と言うか、感覚と言うか。

 

 あまりうまく言えませんが。

 小説のイラスト制作が主ですが、それを通して、依頼者の「ほしい」を見つけるために時間と労力を割くのが好きだな、と。

 いや、好きと言うのかどうか自分でも分かりませんが、とりあえず苦ではないです。

 むしろ、それをしっかりやらない、中途半端にしておくと、もやもやします。

 

 なおかつ、+αで喜んでほしいと言うか、驚いてほしいと言うか。

「それは(依頼の料金的に、時間的に)やりすぎじゃないか」と自覚することをしたくなります。

 実際、何度かしてます。

 ……毎回してるかもしれません。

 

 それって現状、時間と労力の安売りかもしれません。

 でも、そういうのがビジネスでは必要だと思っています。

 

「こういうイラストを描いてほしい」と依頼されて。

 その希望に沿ったイラストを納品すれば、報酬がもらえます。

 実績が増えます。

 

 でも、たぶん、それだけで終わるんだろうな、と。

 

 お金をもらって、実績の数字がカウントされて、ただそれだけ。

 その先がない。

 

 つまり、依頼のリピートだったり、紹介だったり、口コミだったり、副次的なものです。

 

 例えば、私が初めていただいた依頼。

 表紙、モノクロ挿絵2枚、キャラクターデザイン3体。

 これ、どれもラフ案を3つ以上出しています。

 ……表紙のカラーラフは2案だったような?

 なおかつキャラデザには+αがありました。

 それについては諸事情で書けませんが。

 

 もし、これがどれもラフ案1つだけだったら?

 もし、必要最低限の提供しかしていなかったら?

 もし、基本料金2000円だからと、時間もあまりかけていないクオリティのものを納品していたら?

 

 おそらく、今進めているリピート依頼はなかったんじゃないかな、と。

 なおかつ、紹介の依頼もなかったと思います。

 ちなみに紹介の依頼というのは、この前完了したTRPGのイラスト制作です。

 

「本当にこれでいいのか?」

 ただ、必要最低限の依頼内容をこなして納品すればいいのか?

 それで実績の数字が増えればいいのか?

 

 いつのころからか。

 必要最低限じゃ足りないと思うようになりました。

 時間とか金額とか色々制限のある中で、どうしたら+αの提供ができるか。

 特に見積り相談で、料金の提示をする際に考えます。

 

 現状、時間と労力の安売りかもしれません。

 でも、もっと複合的に見て、もっと先々を見据えると、たとえ今安売りな行為でも、後々なにかしらの形で効いてくると思っています。

 それこそ、今では考えられないような案件をもらったり、金額をもらったり。

 

 ただ実績の数字を増やせばいいってのもではなくて。

 表面には出ない提供の積み重ねが、自分自身の成長につながるだろうし、将来の仕事とかに影響していくんだろう、と。

 

 そういうことを考えているせいか、ふとした時に「本当にこれでいいのか?」と手が止まるんでしょうね。

 

 というわけで、とりあえずココナラの実績10件達成したいですし、パソコン買い替えたいですし、そのために地道に頑張ります。

 

 潜行密用、如愚如魯。

yonaga-n.hateblo.jp

 

 では。