ホムンクルスは脱フラスコの夢を見るか

脱ニートを目指す絵描きな引きこもりが、主に週間・月間・年間ごとに振り返りを残すブログ。

#269 学びと苦悩と試行錯誤に紆余曲折した2023年【2023/01/01-2023/12/31】

 2023年はまだ数日残っていますが、先に年間報告を済ませてしまおうと思います。

 理由としては、月末に週間報告と月間報告が重なっているから。

 そしてなにより、来年の目標を今年の内に決めてしまいたいから。

 年始にその1年の目標を考えていたら、最低でも1日、目標のないままに過ごしてしまうことになります。

 年始初日から確たる目標を持って活動ができるよう、今の内に2024年の目標を決めてしまいます。

 

 まずは、例年のごとく月ごとのイラストのハイライトを。

 

 

 今年もまた、二次創作が中心の1年でした。

 抜けているのは、依頼や販売用のイラストを描いていた月です。

 ……と思いきや。

 2月を調べてみると、Skeb用のアートスタイルの模索ということで、イラストこそ描いていたけど公開はしていなかった、と。

 9月、12月は立ち絵を販売すべく、SNSで公開することなく黙々と描いていた月でした。

 

 こうして、今年描いたイラストと、その背景を振り返ってみると……。

 ひたすら、イラストを売ることに必死だったなぁ、と。

 Skebのリクエストをもらうことを中心に、マーケティングとかブランディングとかPRとか営業とか勉強しつつ、商品となるアートスタイルを模索し続けていた1年でした。

 結局のところ、2月のアピールをきっかけにいただいたリクエストを最後に、3月以降、リクエストは1件ももらっていませんが。

 

 2022年の年間報告で、こんなリストを出しました。

 

◆2022.01 初めてイラスト制作の依頼達成
◇2022.06 初めて31日間で4件依頼受注
◆2022.06 初めてココナラでゴールドランクに
◆2022.06 イラストレーターとして活動開始後、初めてのパソコン買い替え
◆2022.07 初めてツイッターで100RT500いいね達成
◇2022.07 初めて二次創作イラストがVtuberの動画サムネイルに
◇2022.07 初めてツイッターで300RT2000いいね達成
◆2022.07 初めて企業案件達成
◆2022.08 依頼完了数(ココナラ販売実績)10件達成
◇2022.10 初めて31日間で4件依頼達成
◆2022.12 初めてSkebでリクエスト達成
◆2022.12 初めて31日間で5件のリクエスト受注

 

 ◆が前もって掲げていた目標や願望、◇が思わぬ達成事項、成長を感じた物事です。

 表記の関係上、一部加筆修正してあります。

 

 では、2023年はなにを達成したんだろう、どんな成長をしたんだろう、と。

◆2023.02 Skebで初めてアピールからリクエスト獲得
◆2023.06 初めて一枚絵の単価20,000円以上で依頼受注
◆2023.07 ココナラ販売実績20件達成
◆2023.08 イラスト制作総合実績30件達成
◆2023.11 ツイッターメインアカウントフォロワー300人達成

 思い浮かんだものや、調べられる資料を見た限りだと、こんなところでした。

 イラストの単価が上がって、取引実績が増えた、というものばかり。

 着実に実績が増えているのはいいとしても、じゃあ、脱ニートに近づいたかといえば、全然そんなことはない、というのが現実です。

 

 2023年に掲げていた目標が、こちら。

1.月5件の依頼受注の継続を目指す
2.支援サイトでの収入を得るためによりブランディング強化を図る

yonaga-n.hateblo.jp

 

 残念ながら、月5件の依頼やリクエストを達成した月はありません。

 3ヶ月間まったく依頼がない、なんてこともありました。

 1案件あたりの金額が徐々に高くなってはいるものの、受注数が増えないことには脱ニートは叶いません。

 

 そしてブランディングに関しても、まったく進展なし、と言えます。

 当初は、ふとした時に作業ができなくなったら収入がなくなるから、クライアントワーク以外の収入源を増やそう、と考えていました。

 例えば、pixivFANBOXやPatreonといったクリエイター支援サイトで支援してもらえるようになろう、と。

 とはいえ、現在においても支援をしてもらえるほどの「なにか」はありません。

 

 こうして見返してみると、今年は2022年以上の大きな成果は挙げられていない、と痛感します。

 

 成果こそ挙げられなかったものの……という話をしようと思いましたが。

 その前に、去年に倣って、今年もイラストレーターとしての実績や成果、収益を公開しようと思います。

 比較として、2022年のものも出します。

 

■2022年

◎依頼・リクエスト受注数:19件
・ココナラ:14件
・Skeb:5件

◎依頼・リクエスト完了数:19件
・ココナラ:15件
・Skeb:4件

◎収益:156,951円
・ココナラ:146,562円
・Skeb:10,389円

 

■2023年

◎依頼・リクエスト受注数:14件
・ココナラ:10件
・Skeb:4件

◎依頼・リクエスト完了数:14件
・ココナラ:10件
・Skeb:4件

◎収益:107,504円(+22,620円:130,124円(※))
・ココナラ:95,987円(+22,620円:118,607円(※))
・Skeb:11,517円

※12月中に依頼が完了したものの、入金が来年1月に繰り越される金額です。

 

 今年もまた、年間20万円にも届きませんでした。

 

 なぜ、2022年ほどの成果が出せなかったのか?

 まず考えられる理由が、料金の値上げをしたから。

 2022年は、1枚当たりの単価が低いものの、量をこなすことで1件あたりの金額を底上げしていました。

 例えばココナラでいただいた、とある小説のイラスト制作の依頼。

 売上が4万円弱となったことがあります。

 表紙1枚と挿絵4枚、そして読ませていただく作品が15万文字を超過していたことによる追加料金で、4万円弱です。

 イラスト1枚当たりの金額は1万円にも届いていません。

 このように、1枚当たりの単価が低く、複数枚の制作を行うことで、トータルの金額が大きくなるケースが何度かありました。

 

 しかし、今年に入ってから条件が変わりました。

 キャラクター+背景で1万円以上。

 現在は、キャラクター全身描画で1万円、背景で最大2万円です。

 こうしたそもそもの金額の高さがあるために、他の「1万円未満で、それなりのクオリティ」で提供しているサービスと競合したために、依頼される数が増えなかったんだろう、と。

 

 その他にも様々理由が考えられます。

 ココナラだけで集客するスタンスだった。

 SNSからコミッションに繋がるようなアプローチをしていなかった。

 絵柄やサービス内容が好まれなかった。

 依頼者様の欲しいイメージを形にするだけの期待値を持たせられるようなサンプルやポートフォリオが揃っていなかった。

 などなど、挙げればキリがありません。

 

 Skebに関しては、X(Twitter)での知名度の低さ、フォロワーの少なさ、作品を出す頻度の低さ、などが考えられます。

 

 依頼にしても、Skebにしても、考えられる理由は、露出の少なさ。

 どれだけイラストが描けても、名前が売れてなければ、コンテンツがより多くの人の目にさらされてなければ、依頼に繋がる確率は低いままです。

 

 また、ココナラの話に戻りますが。

 今年、何度かココナラのプロフィールやサービスページを見直しました。

 記録にあるだけでも、プロフィールは5回、サービスは7回ほど。

 数として見れば、そこまで多くはありませんが。

 売れているクリエイターは、ここまで見直すことはありません。

 初めて目にした時から1年以上経つのに、サービスページのサンプル画像や概要が変わっていないクリエイターだっているくらいです。

 こうして何度もプロフィールやサービスを見直しているにも関わらず、成果が振るうことはありませんでした。

 むしろ、プロフィールやサービスを見直すよりも、SNSでの露出の頻度を増やすべきだったのかもしれません。

 それこそ、ココナラはじめスキルマーケットでの実績数を増やしたいなら、依頼獲得を目的とした作品づくりや投稿をすべきだった、と。

 

 とはいえ、ただやみくもにイラストを描いていたわけでもなく。

 成果こそ挙げられませんでしたが、今年に入ってから、商売に関する勉強に時間を費やしていました。

 マーケティングをはじめ、ブランディング、PR、営業。

 特にマーケティングにおいては、どんな職種にも通用するスキルです。

 そもそもマーケティングってなんだ? という状態から始まりましたが、一言で表すなら「差別化」。

 他にも、「差異化」や「棲み分け」と言い表すマーケターもいます。

 どこで、誰に、なにを、どんな風に提供する、自分は何者であるか。

 それを確立した上で、最終的にターゲットとする市場に商品やサービスを提供することがマーケティングである、と。

 

 2023年は、他のクリエイターとの差別化を図るために、と試行錯誤して、紆余曲折していました。

 マーケティングを勉強して、イラストで実戦する中で、「自分らしさ」や「価値観」を考える機会が何度もありました。

「自分らしさ」というのは、「自分だからこそ持っている強み」とか「自分にしかない、独自の資源」と言い表せるものです。

 狙った市場の中で、他の競合にはない独自資源とはなにか。

 あるいは、独自資源が活かせる市場はどこか。

 そして、市場の特徴や特性に、自分の価値観は合っているか。

 人生の時間を費やせるだけの情熱を持って取り組めるか。

 例え稼ぐことができなくても、ふとした時に考えたり気になったりするほどに、のめり込むものか。

 

 自分はなにが好きなのか。

 自分はなにをすることが好きなのか。

 自分にとって重要なことはなにか。

 自分が情熱を持って取り組めることはなにか。

 自分にとって重要で、情熱を持って取り組めることで、どんな風にマネタイズに繋げるか。

 

 差別化以前に「自分らしさ」や「価値観」を理解して言語化するために、試行錯誤と紆余曲折をしていた。

 そんな1年でもありました。

 

 さて、新たな学びに伴い、脱ニートに向けての課題が次々と明らかになった2023年。

 2024年はどうするか、目標を決めます。

 

1.月間5万円を達成する

2.年間20万円以上を達成する

3.ゲーミングPCを買う

 

1.月間5万円を達成する

 まずはこれ。

 過去最高の月間収益が39,078円。

 約4万円。

 ということで、まずは5万円の達成を目指します。

 

2.年間20万円以上を達成する

 過去最高の年間収益が158,158円。

 であれば、まずは年間20万円以上を目指して、確定申告が必要となるラインを目指します。

 2023年はマーケティングブランディング、PR、営業といったビジネススキルを学んだ1年なので、2022年よりも違うアプローチができて、違う成果を出せるはずです。

 

3.ゲーミングPCを買う

 2023年の活動方針で、今年にやりたいこととして挙げていました。

 去年の収入から繰り越した分と今年の収益で、それを買えるだけの金額になったはずですが、ビジネス書の購入を優先したため、見送りとなりました。

 むしろ、それでよかったと思います。

 機材がよくなったところで、ビジネススキルが上がることはありません。

 現状、スペック上の支障があるわけでもありませんし。

 ……と言いつつ、ここ数ヶ月ほどキーボードの入力で遅延が目立つようになりました。

 別のキーボードに替えてみたりしましたが、どうやらドライバに問題があるような雰囲気。

 残るはドライバのアンインストールを試すだけなんですが、初めてのことだから割と怖い。

 はたしていつやろうか……と先送りが続いています。

 さておき、今後に向けて、視野を広げて視座を高めるための先行投資の方が重要なので、ゲーミングPCの購入を焦らなくてよかったと思っています。

 

 目下、最優先で目指すべきは、月間5万円の達成です。

 そのためのアクションプランですが、まだまだ検討中で。

 悩んでいます。

 金を稼ぐために、今やっていることを継続すべきか。

 自分の情熱や価値観、モチベーションを基準にして、方針を見直すべきか。

 遅くても三が日が終わるまで決めておかないと、色々と後手後手になってしまいます。

 

 長くなったので、このあたりで終わろうと思います。

 年間報告でしたが、今年は週間報告と月間報告が残っているので、これが年内最後の更新ではありません。

 あと数日、来年に向けて内省の時間にしようかと。

 

 では。