ホムンクルスは脱フラスコの夢を見るか

脱ニートを目指す絵描きな引きこもりが、主に週間・月間・年間ごとに振り返りを残すブログ。

#128 めんどくさいことを、あえてやるからこそ【イラスト月間報告(12/1-12/31)】

 あと、1日。

 12月が、あと1日。

 

 今月もあっという間でした。

 依頼をこなしつつ、今月中にやりたいことをやっていたら、2021年最後の日が目の前に。

 忙殺されていた、という感じはないです。

 日々なにかしら知ったり、気づいたり、得たりしつつ、目標に向けてコツコツ積み重ねていたという実感があるので。

 

 さておき、2021年最後の月間報告、行きましょう。

 

 今月描いて完成・公開したイラストは、こちら。

 

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 ……1枚です。

 うちの子の新ビジュアルとか描いたりしていましたが、私の中ではノーカウントです。

 

 表向き、全然イラスト描いてないなー、って感じですが。

 ココナラでいただいた依頼のイラスト制作をしたり、実名名義の非公開なイラストを描いたりと、裏で色々していました。

 去年も去年でロクに描いていなかったっぽいので、まあこんなもんなのかな、と。

 

 

 というわけで、12月の目標の振り返りや評価を。

 

■12月の目標

・イラスト制作依頼を頑張る

・【黒歴史の正しい葬り方】出版完了

 

■各項目の評価と所感

・イラスト制作依頼を頑張る

【未】

 まだ完了していません。

 1月に持ち越しです。

 

・【黒歴史の正しい葬り方】出版完了

【優】

 12月7日にKindleにて出版が完了しました。

 依頼のイラスト制作を進める傍ら、原稿の推敲やイラストの修正などの出版準備をしっかり進めることができました。

 12月に入ってから1週間ほどで完了したことも合わせて、【優】でいいんじゃないかと。

 

 ちなみに【秀】にするとしたら。

 11月中にイラスト制作作業をすべてきっちり終わらせていて、なおかつ原稿にミスの見落としがなかったら、ですね。

 ……はい、小説投稿サイトに掲載しているものを直していたら、いくらか小さなミスが見つかりました。

 あと少しですべての修正が終わるので、その後、Kindleで修正版を更新します。

 

 

 さて、12月の目標と評価が終わって、じゃあ来月の目標はどうするか、という話ですが。

 それは年間報告の記事で書きます。

 2022年1月の目標を立てる前に、2021年の振り返りをしたいので。

 

 こんなところですね、12月の月間報告は。

 

 

 最近、ふと思ったことがありまして。

 

『伝える』って、ある意味技術だな、と。

 

 一言、『伝える』と言っても、解釈の幅が広いですね。

 自分の考えや思いを、なるべく高い確度で、なるべくイメージできるニュアンスで相手に伝える。

 そういう意味での『伝える』です。

 

 それは言葉だったり、文章だったり、時にはイラストやデザインといったものだったり、様々な形がありますが。

 今回は特に言葉と文章の話です。

 

「自分の言葉、文章はちゃんと相手に伝わっているのか?」

 小説を書き始めてから、意識するようになりました、これ。

 

 自分のイメージしたストーリー、心情や情景といった描写が、読んでいる人もイメージできるか。

 そういう書き方ができているか。

 

 自分だけが楽しめればいい。

 脳内のイメージを書き出すという作業を楽しめればいい。

 そういった、自分だけで完結できるなら話は別ですが。

 

 自分が書き出した文章を、誰かに読んでほしい。

 そうなるともう、書くという作業に留まりません。

 伝えるための作業も必要になります。

 

 時に言葉を慎重に選んだり、時に文章を改めたり、時に説得力や真実味、それっぽさを出すために調べものをしたり。

 割とめんどくさいんですよね、これ。

 人によって度合いが違ってきたりしますが。

 

 めんどくさいけど、やっておいて損はないと思います。

 小説であれば、解釈を読者に任せるためにあえて抽象的な表現、描写をしても構いませんが。

 誰かに自分の意図を伝える――それこそ、一緒に作業や仕事をする場合なら、むしろ必要だよね、と。

 

 例えば、私がイラストの依頼を受けるとして、

「剣を構えた少女のイラストを描いてください」

 みたいな依頼文が来たとしましょう。

 

 これ、好きに描いていいなら、『剣を構えた少女』という要素を最低限満たしたものを好きに描きますが、ちょっと聞き返したくなります。

 

 少女の髪とか目つきとか体型とかそういうプロフィールは?

 剣って片手? 両手? 色は?

 構えはどんな感じ? 上段? 下段? 正眼?

 イラスト全体の雰囲気は?

 

 これまで見聞きした情報を基にした憶測になりますが、こういう手合いの依頼となると、なんかイメージと違う、とリテイクを何度もされそうな気がします。

 

 それよりなら、

「剣を構えた少女のイラストを描いてください。髪は〇〇、目は〇〇、体格は〇〇……性格が〇〇な感じなので……剣は〇〇……〇〇な感じの背景やエフェクトを……」

 みたく、最初から詳細な情報が出ていたほうがやり取りの手数や時間を短縮できますし、提案するラフやリテイクの数を押さえることができます。

 これに参考画像が加われば、お互いのイメージ共有がより円滑になることもありますし。

 

 もし、本当に好きで描いていいのであれば、「その他諸々はお任せしてもいいでしょうか?」と添えてもらったほうが、こちらとしても要らぬ気を遣わずに作業ができます。

 

『伝える』ことが技術だとすれば。

 ただの言葉の投げつけ、投げ合いではなくて、相手の情報処理の負荷だったりやり取りの手間や時間を減らすことができるわけで。

 だとすると、これもある意味では提供なんじゃないかな、と。

 

 伝えることをめんどくさがっていれば、『伝える』技術は身につきませんし。

 誰かと一緒に作業や仕事をする場合なら、結局要らぬ手間や時間がかかってめんどくさい状況になってしまうわけで。

 

 自分がちゃんと『伝えて』いるか。

 そういう意識持ちって大事だったりするなー、と。

 最近ふと思いました。

 

 ちなみにこのブログ。

 私が書きたいことをドバーっとダラダラーっと書いてるだけなので、そこまで『伝える』ことは意識してません。

 オチが色々残念です。

 

 さてさて、2021年最後の月間報告も、そこそこ長くなったので終わりにしようと思います。

 

 では。