今回は雑記というか、メモというか。
前回の週間報告でちらっと出した、うちの子の新ビジュアルについてです。
色々意図ありきで手掛けたので、noteとかで公開しようかと思いつつ、その前にここで書き出しておこうかな、と。
※長いです(約4000文字)
まず、これまでのうちの子のビジュアルがこちら。
そして、新ビジュアル(仮)がこちら。
そもそもなんでこの(一応忙しい)時期に新ビジュアルなんて描き始めたか?
まず、2021年が終わるから。
2022年のあけおめイラストで、新ビジュアルを描いて心機一転したいと思ったから。
というのが1つ。
2つ目。
まもなく、イラストを描き始めて2年が経とうとしているから。
正確には、イラストを公開し始めて2年ですね。
2020年の2月に始めてイラストをツイートして、2022年の2月で丸2年。
……ここ、2が密集してる。
2021年3月に1年目の集大成イラストを描きまして。
そう、上に出した立ち絵の元です。
2022年でも同じように、2年目の集大成のイラストを描きたいな、と。
その準備として、新ビジュアルを描いていました。
じゃあ、なんでビジュアルを一新するのか?
これは色々と思うところがありまして。
まず、パッと見の印象に統一感を持たせたい、と。
これまでだと、3人とも羽織を取り入れた衣装でした。
……ただそれだけです。
それだけなんです。
若干デザインに差異こそあるものの、羽織が入っているというだけなのが、なんだかなー、と。
これからこの3人が暮らす世界観を取り入れたイラストを描いていきたいですし、となるともう少し統一感がほしいよなー、と。
2つ目。
各キャラのイメージカラーを明確に、それとコンセプトを。
「このキャラは〇〇がメインカラーだ」とか「このキャラこんな感じだろ」と、もっとキャラクター性を高めたかったんです。
特にアイコンキャラにもなっている月白の君(つきしろのきみ)。
読みこそ月白(つきしろ)ですが、色の名前になると月白(げっぱく)。
だというのに、月白要素はシャツか剣くらい。
ぶっちゃけシャツはメインじゃない。
羽織と剣のどっちか。
でも剣を除いたら月白要素は……あっ(察し
こんな感じで、名前と見た目に統一感を出したり、どんなキャラクターかを想像させるようなビジュアルに変えようと思いました。
というわけで、キャラデザする上で考えたことを綴ろうかと。
まずは3人の衣装の基本となるコンセプト。
――【学ラン×羽織】
羽織は以前に引き続き。
それに学ラン要素を絡めよう、と。
まあ、小説の主人公が学ランの高校生というところからもどことなく察せる通り、学ラン好きです。
もとい学生服好きです。
その2つを合わせたものをアウターにして、なおかつそれぞれの名前に合わせた色にしよう、と。
――【アウターの着脱が簡単】
今回はアウターを着ているときと脱いでいるときの2パターンを考えました。
というのも、まだ私の頭の中にしかない空想の世界観、物語の仕様から、平時と出動時の衣装をなるべく手短に切り替えられるようにしたくて。
月白の君は、羽織を着てベルトをするだけ。
赤銅の徒花は、羽織を着てスカートをつけるだけ。
滅紫の幻影は、羽織を着てマントを重ねるだけ。
と、こんな感じに。
――【よりシンプルに、描きやすく】
色々盛り込んでは詰め込んでいた今まで以上に、もっと少ない労力で描きたいな、と。
特に赤銅の徒花は赤い甲冑も添えると、なかなかふとしたときに描けなくて。
フリルのついたロングスカートに固執する必要があるか? と自問した挙句、そうでもないな、と。
衣装のコンセプトを学ラン×羽織にするなら、プリーツスカートのほうがよさそうで。
――【フェチが出せる衣装に】
私、脚が一番好きで。
胸とか腹とか尻とかうなじとかよりずっと、ずっと……脚が好きで。
特に太ももからふくらはぎにかけて肉付きのいいすらっとした感じが。
――と、これまではそういうフェチ(性癖)を意識したキャラデザではなかった気がして。
特に月白の君。
クロップドパンツは自分が履くとしたらいいけど、見るとなるとなにか物足りない。
なので、そういうのも出せるイラストを描けるようにしようと思いまして。
学ラン×羽織。
アウターの着脱が簡単。
よりシンプルに、描きやすく。
フェチが出せる衣装に。
この4つが、今回の衣装デザインを考える上でのコンセプトでした。
次に、それぞれのコンセプトを。
【月白の君】
3人の中では一番キャラクター性が薄くて。
というのも、イラスト描き始めて、アイコンキャラがほしくなって描いたのが、とりあえず思いついたものを詰め込んだだけだったから。
ちなみに変遷はこんな感じ。
というわけで、真っ先に変えようと思ったのが羽織。
名前に月白(つきしろ、げっぱく)が入っているので、ベースカラーを思い切って青みがかった白色に。
これを起点に、どんなキャラクターなのか、今までふとしたときに空想したシーンを振り返って、踏まえてみたところ……
真面目でお堅い、損な役回りばかりだけど諦めずに努力する女の子。
となりました。
……ぶっちゃけ、女の子という年齢ではないかなー、と。
18~20の、社会に出たばかりのOL、っていうイメージですし。
で、真面目でお堅いということで、肌の露出がかなり少ないです。
手先足先と顔だけ。
詰襟なんてあごが隠れるほど大きめ。
他の2人と比べれば、その特徴が顕著になります。
肌の面積が少ないとなると、コンセプトにあるフェチはどこに……?
はい、脚です。
ショーパンにタイツという組み合わせにして、脚のラインを出すようにしました。
個人的に、生足よりかはなにか履いているほうが好きです。
長さは膝上以上で黒色ならなおさら。
ちなみに今回月白の君に履かせている靴下は、タイツではなくトレンカ―というそうです。
そして、さすがにインナーでも肌の露出が少ないままだと地味すぎるので、首回りが開いた7分丈にしました。
さて、真面目でお堅い性格と衣装の割に、派手な髪色をしているな、と。
これ、どうしようかと悩んだんですが、明るいままでもいいやと開き直りました。
なにかしらエピソードがつけられる遊びになりますし。
それに、真面目でお堅い、ちょっとミステリアスな見た目の女性、みたくなりますし。
あと、武器デザイン。
以前のものとほとんど同じです。
これについては、変えた方がいい、みたいな直感が働かなかったので。
【赤銅の徒花】
割とキャラクター性というか、コンセプトは決まっていて。
今回になって改めて、それが固まった感じになりました。
――無骨でがさつな脳筋少女。
前述にもありますが、以前のドレススカートをプリーツスカートに変更。
上が学ランというこで、スリットの入ったロングスカートにして大胆とかがさつとか不良みたいな印象を。
……ぶっちゃけ、スリットはさておきロングスカート履いている学生なんて今時存在しているかは分かりませんし、時代錯誤な気もしますが。
そしてスリットから見えるニーハイの絶対領域……!
……絶対領域とか、ぶっちゃけ死語な気がしてなりません。
最近めっきり見聞きしなくなりましたし。
私の受信する情報の幅が狭すぎるだけですかね。
で、アウターの色を赤銅色にしました。
彩度ががっつり高くて明度もまあまあ高くて、「はて……」と悩みましたが、まあなんとかなったかな、と。
それから、よりシンプルに、のコンセプトに基づいて、オプションをかなり削りました。
以前はこちら。
削ったオプションというのが、カチューシャの飾り、手袋、コルセット。
アウターの着脱が簡単、というのも相まって、着替えるのにあれやこれやつけたりはずすのは全然シンプルじゃなかったので。
インナーはもう、「手抜きかっ」と言われんばかりのシンプルさ。
丈の長い半袖シャツにニーハイ。
ワンピースっぽいけど、シャツです。
姿勢によってはパンチラどころかガッツリ見えます。
個人的なイメージでは、当人そんなこと気にしてません。
「パンツ? そんなに見たくば見せてや――」
あと、武器デザイン。
以前からでかかったんですが、今回は『でかくて無骨な段平』にしました。
こういう、小柄な女の子が身の丈もある武器を振るう、ってかなり好きで。
【滅紫の幻影】
こちらも初めてキャラデザしたときからコンセプトは決まっていました。
パンクロック×吸血鬼、みたいな。
――ロックンロールな魔女。
今回キャラデザする上で固まったコンセプトが、これでした。
全体的に、前回同様アンシンメトリなデザインはそのままに。
羽織は短ランっぽく、右を学ランの袖、左を振袖に。
あと、学ランと魔女に共通するイメージが、マント。
魔女の場合はローブでしょうか。
学ランにマントは、大正時代の着方から。
前髪で顔の半分が隠れるのはそのままに。
後ろ髪を、毛先を逆立てるように止めてロックっぽくしました。
……これがロックなのかは知らんけど。
インナーについて。
一緒にいると目のやり場に困る系。
3人の中で一番肌面積を広くしました。
月白の君が真面目でお堅いなら、あとの2人はその真逆にしよう、という意図がありまして。
赤銅の徒花ががさつで自分の身なりに無頓着なら、滅紫の幻影はわざと、あえてそうしてる悪戯っ子、みたいな。
ロックンロールな魔女ですし。
武器は以前に引き続き、戟です。
魔女なら杖だろ、と?
戟を振るう魔女がいてもいいと思います、私は。
うちの子の新ビジュアルについては以上です。
冒頭あたりで、新ビジュアル(仮)、と書いた通り、まだ完成ではないです。
多少なにかしら加筆修正します。
では。