『処刑少女の生きる道』のアニメを12話(最終話)まで観終えたし、ちょっとした修羅場を乗り越えたのもあって、休憩がてらに感想でも書きます。
いつぞやの記事で、
4話まで観た時点で感想があったりしますが、今回の主旨じゃないので割愛します。
もしかしたら、放送終了後になんか書くかもしれません。
なんて書いてたのもありまして。
今さらですが、ブログで初めて検索機能を使いました。
「そーいえば前にこんなこと書いた気がするけど、どの記事だっけ? ……いや、探すのめんどいからいーや」
となっていましたが、検索機能を使えば割と掘り出せます。
今になってやっとそれに気づきました。
一応、このブログに限れば2年くらい使ってるんですけどね。
さておき。
『処刑少女の生きる道』のアニメ放送が終わりました(たぶん)。
2020年12月、Kindle Unlimitedで原作第1巻を読んで、その後アニメ化を知って――という経緯がありまして。
アニメ化を知ってから、2巻を読んだり二次創作を描き始めたりと、いろいろありました。
で、アニメを観終えてのトータルな感想としては……
原作に忠実なストーリー展開で、可もなく不可もなく。
といったところでしょうか。
原作に忠実とはいえ、ところどころアニオリ展開はありましたね。
例えば、アーシュナ姫殿下の初登場シーン。
原作では列車に乗ってるところからなんですけど、駅に入ってきたところからでした。
まあ、キャラ紹介+話の引きのためだとか、尺が足りなかったゆえの大人の事情的なあれだとか、ぼんやりと考えたり考えなかったりしましたが。
とりあえず、基本的に原作に沿っていて、後半から色々気合入ってた、という印象です。
……そう、後半から。
前半は妙にあっさりしていたような気がします。
ながら見してたせいとか、観てたその時の気分がよくなかったとか、要因なんて色々ありますが。
とはいえ、原作だと重厚な描写で描かれていたシーンが、妙にやたらにあっさり過ぎ去った、みたいな感じは確かに憶えていて。
例えば、暴走列車を止めるため、メノウがアカリと接続して、教典魔導を構築するシーンとか。
原作2巻分を12話にまとめないといけないし、1話ごとの構成もうまくつくらないといけないし、といった制作側の諸事情があるんでしょうけど。
ただ、アニメと原作とならどちらが面白いか? なんて極論的質問が来たら、原作と答えます。
アニメだけでは分からない描写とか、キャラクターの背景とかがあるので。
特に教典魔導の文言。
アニメだと文字が浮かび上がる程度で、なんかもったいなかったなー、と。
疑似教会(鐘、門、壁)をすべて展開する部分なんて、めちゃくちゃ長い長い。
それがこの作品のオリジナリティの1つだと個人的に思ってて、ただ文字を視覚的に見せるだけで終わらせたのは、もったいない。
サブ音源で教典の内容を流すのはダメだったのかな、と。
……それだとテンポが悪くなる、なんて判断されたんですかね。
あと、これは『処刑少女』のアニメ化で個人的に楽しみにしてたことですが、大司教オーウェルの召喚した天使と悪魔。
翼を生やした両性具有の天使に、8本脚の椅子の姿をした悪魔、という描写がアニメだとどういう感じになるのかなー、と思ってました。
――が、しかし。
悪魔は出てこず。
天使は、天使というより剣を持った悪魔。
……なにゆえ。
マンガ版だとちゃんと特徴を押さえて描かれていたのに、なにゆえ。
ちなみに万魔殿が出したバカでかいヤツとか、ムカデになった万魔殿には割と満足していて。
このあたりが作画に力入れてるように感じました。
――解せぬ。
で、アニメと原作なら原作が面白いと個人的に思うわけですが。
じゃあ、アニメ版『処刑少女』の面白さや楽しさははなにかを挙げるとすれば、
――アカリとメノウの百合だと思います。
声の入った、おてんばなアカリとクールなメノウのやり取り。
『処刑少女』はキャラクター見せの傾向が強いので、声が入るとまた違います。
それから、世界観。
異世界作品ではあるものの、過去にやってきた日本人によって発展してきた世界が舞台になっています。
だから使われている言語や表記が日本語になっている、と。
原作のイラストはキャラクター見せ重視なので、街並みなどといった世界観の描写はないです。
それを踏まえると、世界観の視覚的な情報が補完できるという意味では、やはりアニメ。
もしくはマンガでもよさそうですが。
最後に、これまで描いた『処刑少女』の二次創作でも並べて締めようと思います。
2021年10月から描き始めて、2022年5月まで。
改めて見返すと、紆余曲折ありつつ、なにかと変化があったように思います。
では。