ホムンクルスは脱フラスコの夢を見るか

脱ニートを目指す絵描きな引きこもりが、主に週間・月間・年間ごとに振り返りを残すブログ。

#219 コスパ、タイパのいい道なんて【週間報告(3/26-4/1)】

 2023年に入ってからでしょうか。

 コスパとかタイパといった言葉をよく見聞きするようになったのは。

 コスパは知っていましたが、タイパはかなり最近になって知ったような気がします。

 つまり効率のよさ、最短最速が求められているわけですが。

 とりあえず創作――私の場合はイラストでしょうか――では、コスパもタイパもないなー、というのが私見です。

 ホント、ここまで紆余曲折、遠回りに遠回りを重ねてきたので。

 

 さておき、週間報告をします。

 

 3月最終週から4月第1週にかけて完成・公開したイラストはこちら。

 

 

 FEの風花雪月からディミトリです。

 少し前に描いたエーデルガルトと対になる構図になっています。

 今回、エーデルガルトに合わせてこうした構図にしたわけではなくて。

 エーデルガルトを描こうと決めた時点で、ディミトリを描くことも決めていました。

 こんな感じにしてみたいなー、と思いつつ。

 

 1人1人個別に描いて、後で組み合わせる一枚絵なわけですが。

 こういうのもなかなかいいんじゃないかと。

 これからツイッターで投稿していくことを考えると、枚数だったり投稿日数だったりのかさ増しができますし。

 ……なかなかせこい言い回しではありますが。

 

 キャラクター単体のイラストや、背景も描き込まれた一枚絵といった作品はかなり見かけますが、こういった連続性だったり発展性のある作品はなかなか見かけないですし。

 どんな反応を得られるかを検証するために、やってみる価値はあるんじゃないかと思ったりしています。

 

 週間報告としては以上です。

 ここからはコスパ・タイパの話でも。

 

 最近――それこそここ1~2週間で、コスパやタイパについてのツイートを目にしまして。

 創作において、コスパやタイパのいい方法なんてないんだよ、みたいな。

 いや、もう少し違う文言だった気がします。

 ただ、そこまでしっかり読み込んでいなかったので、認識の解像度が粗いです。

 

 さておき、私自身の創作活動について振り返ってみても、まったくもって非効率的な道を進んできたと思います。

 元々小説を書いていて。

 誕生日プレゼントにペンタブレットをいただいて、せっかくだから自著のイラストを描いてみよう、ということで始めたイラスト制作。

 最初から小説用のイラストを描いていたわけでもなくて、ひたすらオリキャラを描きつつ画力を高めていっていたような。

 そういった駆け出しの頃についての記事があったりするんですが、読み返すのが面倒なので記憶頼りに書くことにします。

 案外記憶の改竄や歪曲があるやもしれないので、当時書いた記事の方が正しいです、と前もって断っておきましょう。

 

 ただ、長月夜永としてツイッターや当ブログを始めた当時から、イラストで稼ぐことを目標に据えていたのは確かです。

 初めはアイコンイラストを売ろうと思っていましたが、それじゃ埋もれるということで小説のイラスト制作を売り出しました。

 

 そうそう、ココナラで初めて出品する前に、自著の表紙を描いてKindleで電子出版してみたり。

 キャラクターデザインや挿絵を描いて、ライトノベル化してみたり。

 ツイッターでタグ企画を開催して、Web小説家さんの作品のキャラクターや表紙を描いてみたり。

 初めてイラスト制作の依頼をもらうまで、イラストを描き始めてから1年半以上はかかっていたと思います。

 ココナラで初出品してから数えれば、半年くらいかかりましたし。

 

 イラスト制作の依頼で見れば。

 他のイラストレーターの方々と差別化を図るためとか、評価システムがあるからそれを気にして、とにかく料金以上の提供をすることを意識していました。

 メッセージはなるべく丁寧に伝えたり、キャラクターデザインにしても一枚絵にしても構図やラフで複数案を出したり。

 よりよい評価を含めた実績獲得が優先で、利益度外視・クオリティ重視といったスタンスでした。

 制作に時間のかかるやり方で進めていたので、見積り相談から1週間以内に完了したことはありません。

 

 そして、現在進めているロードマップにしても。

 とあるイラストレーターさんの電子書籍を読んで、海外個人勢Vtuberからコミッションをもらうために、9ヶ月間ただひたすらVtuberのイラストを描き続けていましたが。

 この先コミッションやクライアントワークだけでやっていけるのか? と考えて、活動方針やロードマップの内容を変更しました。

 海外個人勢のVtuberのイラストを描いていても、フォローしてもらえるのはそういった界隈のイラストが見たい、欲しいという人ばかりだろう、と。

 私自身が本当に好きなもの、発信したいものに共感はしてもらえないんじゃないか、と。

 9ヶ月間積み上げたものの大半を切り捨てて、私自身の好きなジャンルやカテゴリに近しいテーマに舵を切りました。

 

 いやはや、ホントにコスパ、タイパとは無縁な道程を歩んできました。

 むしろ、道を進む中で、自分がどうなりたいか、かつ自分はどうしたいかが明確になっていったように思います。

 

 ロードマップに関する書籍だったり、その他様々な情報であふれている中。

 どストレートに最初目指した方向に進んで、最短最速で成果を挙げることができることもあれば。

 道すがら、方向性との相性が合わないと感じたり、気づいたりしながら、長い長い道のりを経てようやく成果を挙げることができることもあるんだろうな、と。

 そして、結局なに一つ成果を挙げることなく終わっていくこともあるでしょうし。

 

 とりあえず創作、さらにイラストに絞って、「ツイッターでRT・いいねをたくさんもらいたい」「お金を稼ぎたい」といったことを目標にするのであれば、コスパ・タイパに優れた道を進めるかは、もはや運で、とにかくやってみなければ分からない、と。

 あくまで個人的な経験則でしかありませんが、私はそんな風に思います。

 

 さて、そこそこ長くなったので、このあたりで締めつつ、また非効率的であろう道を進もうと思います。

 

 では。