ホムンクルスは脱フラスコの夢を見るか

脱ニートを目指す絵描きな引きこもりが、主に週間・月間・年間ごとに振り返りを残すブログ。

#204 新年早々、技術的な気づきを得られた【週間報告(1/15-1/21)】

 新年早々、なんてタイトルにしつつ。

 1月中であれば、まだ新年と言ってもいいのでしょうか。

 あるいは1月の半ばも過ぎれば、新年と言うにはもう遅いのでしょうか。

 あるいは三が日が過ぎた時点で、もはやあいさつ以外で新年なんて言わなくなるのでしょうか。

 さておきとりあえず。

 イラストを描く際の効率化につながるような、技術的な気づきを得ることができました。

 そんな1週間を振り返ります。

 

 1月第3週に完成・公開したイラストはこちら。

 

 

 VShojoのNyannersの二次創作です。

 ライブ配信で『GOD OF WAR』をプレイしていたので、コスプレと言いますか、Nyannersとクレイトス(『GOD OF WAR』の主人公)のデザインをフュージョンさせたキャラクターデザインを描きたくなりました。

 服装のデザインはクレイトス、配色をNyannersにする、みたいな。

 

 ただ、半裸なクレイトスのデザインを女性ものに落とし込むにはどうすればいいか。

 当初は胸元にさらしみたいなのを巻くだけにしようかと思いましたが、Nyannersのこれまでのデザインは上半身の露出が少なくて。

 特に胴周りは。

 偶然そういうデザインばかりが揃ったのか、当人の好みかは分かりませんが。

 そういった服装の傾向を考慮すると、胴の露出は控えた方がいいかな、ということで、私としてはそれなりにギリギリなラインを攻めたデザインにしたんじゃないか、と思っています。

 

 で、タイトル回収。

 

 このイラスト、3日で完成しました。

 いや、キャラ1体に背景の要素3つ(建物群、空、地面)なら、3日は妥当なように思いますが。

 ココナラの依頼を進めつつ3日なら、だいぶ早い方じゃないかなー、と。

 ……まあ、依頼のイラスト自体が思った以上に時間のかかるものでもなかった、というのがあったりなかったり。

 

 本当は、12月に描いて中断していたNyannersの別のイラストを描いていて。

 それを完成させようと水曜日あたりまで描き進めつつ、同日久しぶりにNyannersの配信アーカイブを見てみたら『GOD OF WAR』をプレイしていて。

 こっち描いた方がいいんじゃね? と急遽木曜日から描き始めて、土曜日に完成しました。

 ――日頃からVtuberの配信を見てるわけじゃないですね。

 特にここ最近は、アマプラでアニメなり映画なり観まくってました。

 あとはYouTubeで、特に勉強系の動画を作業用BGMにしていたり。

 ホント、エンタメよりも日々なにかしらの学びを得ていたいって感じになっています、ここ1年~1年半くらいは。

 

 さておき。

 ここのところ3日で一枚絵を1枚完成なんてまったくと言っていいほどありませんでした。

 特に、こうも新しくキャラデザしたり、描いたことのない背景を描いたりといった条件の下では。

 今回の建物群、2日で仕上げられたのは自分でも不思議に思います。

 

 で、今回3日で完成できたのは、作業工程の省略があったのが大きかったんじゃないか、と。

 特にキャラクターです。

 

 今回、線画を描いていません。

 いや、線画はあるんですけど、これまでやってきた線画作業を省きました。

 じゃあ、線画作業がないのに線画があるのはなんなのか、と。

 

 まず素体を描くのはいつも通り。

 そこから髪やら顔やら服やらと、ディテールを描き込むラフの制作に入るんですが。

 そのラフの時点で、線画並みに細いペンを使って、めちゃくちゃ丁寧に描き込みを進めていました。

 

 たぶん今回の場合だと、これまで通りに線画作業をした場合、3~4時間はかかったんじゃないかと思います。

 ラフの時点で仕上げる分、デザインを考える時間を除けば、2~3時間とその分の労力が削減されたような体感がありました。

 あくまで体感の話なので、実際はどうかも分かりませんが。

 

 ただ、これまでは線画でめちゃくちゃ集中してどっと疲れて、1日分の体力を使い果たすようなことが割とあったりしました。

 これなんて特に。

 

 Veibaeの二次創作。

 キャラクターの線画だけで1日が費やされた感じでした。

 

 個人的にここで重要なのが、時間だけじゃなくて、労力と気力の消費が削減されたこと。

 2つのキャラクターのデザインをかけ合わせたり、描いたことのない背景を描いたりしつつ、3日で仕上げられたのは、線画作業という1つの工程を省いたからじゃないかと、そう思います。

 

 で、なんで線画作業の省略に至ったか。

 今年に入ってからのいつぞや、とあるプロのイラストレーターさんの作業配信動画を見まして。

 色塗りもしていないラフ段階から始まっていたんですが、そのラフで描いたものを線画として使っていたんですね。

 ラフと線画作業が一緒になってる、みたいな。

 それを見て、

「ラフ時点でめちゃくちゃ丁寧に描けば線画作業いらなくね?」

 と思って。

 素体ができあがった後、線画並みに細いブラシで丁寧に丁寧に、これまでのカラーラフまでの描き方よりずっと丁寧に描き進めていきました。

 

 となると、ラフ段階でかなり体力と気力を消費するような気もしなくもないですが。

 とはいえ、「また1から線画を描く」という作業がなくなるのは、大きいです。

 時間にしても、体力にしても、気力にしても。

 

 昨年11月の週間報告で、こんなことを書いていました。

 なにかが外れるような音がしたと言いますか。
「こういう感じに描いてもいいんだ」みたいな気づきを得て、色塗りが楽しくなりました。
 自分のイラストに対する単調さが薄れた、とか、まだまだ自分のイラストを変えていける、というのもあるかと思います。

 あの時は色塗りに対する気づきを得られて、今回は作業の効率化に対する気づきを得られました。

 まだまだ変えていける余地があることと、それに気づけたことは、なにかしらの実績を1つ上げたくらいに大きな収穫です。

 なおかつ、新年明けてから早い段階で、というのも。

 

 今年は画力と実績、そして作業効率についても伸ばしていける1年になるんじゃないか。

 そんな風に考えたりします。

 ……まあ、少しばかり気持ちが浮ついているだけかもしれませんが。

 

 さて。

 そこそこ長くなったので、今回はこれにて。

 作業の効率化ができることに気づけたので、これからはそれの練度や精度をもっと上げていきたいですね。

 

 では。