2ヶ月、かかりました。
イラストを描き始めて2年目の集大成となる一枚絵、完成です。
2月半ばに着手、完成が4月半ばということで、2ヶ月です。
まあ、ココナラの依頼と並行しつつ、制作過程も書き残しつつ、と様々あったので、かなり時間がかかってしまいました。
というわけで、タイトルとこの時点でネタバレですが。
今回はそれについて触れていきます。
まずは週間報告ということで。
4月第3週に完成・公開したイラストはこちら。
2年目の集大成となる一枚絵と、その背景。
それと、うちの子3人の立ち絵です。
今回の集大成は、制作するにあたって色々考えていたことがありました。
・2年目に得た知識や技術をしっかり反映させる
・1年目よりもクオリティを上げる
・SNSやスキルマーケットで、長月夜永の看板になる1枚に仕上げる
などなど。
そして制作を進める中で、ある意味3年目への足掛かりみたいな、修行のような側面も感じました。
今回の集大成ですごく意識したのは、世界観やコンセプト、ストーリーです。
ただキャラクターを並べて背景を添えるのではなく、なにかしらの含みを持たせよう、と。
で、その含みというのがこちらです。
今後、このコンセプトを軸にしたストーリーを展開できたらな、と。
また、今回の構図について、こんなことも考えていました。
表紙です。
横長の一枚絵だけでなく、表紙としても利用できる構図を考えていました。
というのも、前年は自著をライトノベルとして出したり、ココナラで小説のイラスト制作の依頼を受けたりしたので、その経験を活かしたくて。
また、ココナラでのサンプルの1つとしても使えるように、と。
本当に、かなり色々意図を盛り込んだ1枚になりました。
この2年目の集大成の制作過程については、こちらから。
構想・構図段階から完成まで、制作中に考えていたことなどを盛り込んでいます。
文量としては1万文字超です。
だいぶ長いです。
さて、2年目の集大成を描き終えて。
まあ、こういう時はだいたい、過去との比較をします。
そうです。
1年目の集大成との比較です。
私は割と、大事だと思っています。
過去の自分との比較を基に、今の自分がどれだけ成長・変化しているかの確認が。
だから、なにかしらの節目でよくやっています。
というわけで、1年目と2年目の集大成の比較を。
全体的に、情報量が増えたと思います。
取り入れた要素に違いこそあれど、1年目でやっていないことを2年目でやっている感はあります。
顕著なのが、背景。
背後に映る空の情報密度が、段違いです。
雲があります。
月の情報量が多く、細かくなっています。
空がただのグラデーションではなくなっています。
あと、手前にピンボケした要素を入れて、より遠近感を出しています。
また、2年目の方が3人のシルエットがくっきりしているように感じます。
1年目はどことなく、ぼやけて見えるんですよね。
画面に対して面積が小さいとか、理由は色々あるとは思いますが。
だとしても、2年目の方が分かりやすいというか、ぱっと見で伝わりやすいような。
だいたいこんなところでしょうか。
見つけようと思えば他にも見つかるとは思いますが、くどくなるのでこの辺で。
次にキャラクターでも。
比率についてはご愛敬。
どうやったところで、片方が小さくなること請け合いなので。
キャラクターを描く上でやっていることの基本は、1年目も2年目も変わっていません。
素体を描いて髪や顔、服を重ねて。
ベースカラーの上にグレースケールの陰影を重ねて。
その上に肌や髪などの色味を整えるレイヤーや、グレースケールだけでは足りない影や光を描き込むレイヤーを重ねて。
線画を描いて。
色の塗り直しをして。
線画に色をつけて、仕上げて完成。
ただ、細かな手数が増えたと思います。
グレースケールの描き込みだったり。
調整用の色や、影や光の色を、ただ1色だけで塗らずに、部分ごとに色を変えてみたり。
線画はただ線を引くのではなく、太さや強弱、濃淡を意識したり。
この1年で、それなりに変わったと思います。
いや、変えた、と言うべきでしょうか。
自著にイラストをつけて出したり、イラスト制作の依頼を受けるなら、いつまでも同じ調子のものを描いてはいられないので。
もっと上手くなりたい、もっと描けるようになりたい。
そう思いつつ描いていると、常に自分に疑問を持ちますし、時にいい意味で否定しますし、だから変えざるを得なかった、みたいな。
今後も、もっと変えていくと思います。
短い目で見れば、気づくか気づかないかの、ほんのちょっとした違いかもしれません。
でも、長い目で見て、ある時振り返ると、割と大きな違いになっていると思います。
さて、2年目の集大成が完成したので。
ようやく3年目としての活動に、少しずつシフトしていけます。
多少進む方向は変わりますが、目標は変わりません。
脱ニート。
そのための足掛かりとして、PCの買い替え。
というわけで、また淡々粛々黙々と、前に進みます。
では。