ホムンクルスは脱フラスコの夢を見るか

脱ニートを目指す絵描きな引きこもりが、主に週間・月間・年間ごとに振り返りを残すブログ。

#147 小説を書くために映像作品を観る【週間報告(4/3-4/9)】

 最近かなり映画を観るようになりまして。

 アマゾンプライムの見放題です。

 1つ作品を観た後、関連作品にある気になったものを片っ端からウォッチリストに加えては観て消化していく……というのをひたすら繰り返しています。

 先月と今月合わせてまもなく30タイトル近く。

 日に1本どころか2、3本観ることもありました。

 

 最近ふと思ったのが、今の時代、小説を書くなら映像作品観ておいた方がよくない? ということ。

 むしろ映像作品観ておかないと、引き出しが増えないんじゃないかと思ったり思わなかったり。

 

 ……まあ、ちょっと長くなるかもなので、まずは週間報告を。

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 4月第2週に完成・公開したイラストは、ありません。

 相変わらずココナラでいただいた依頼を進めながら、2年目の集大成を描き進めています。

 

 依頼の分はさておき。

 集大成はこの1週間でかなり進んだと思います。

 来週には完成できるんじゃないかと。

 

 もうすぐです。

 もうすぐ3年目に踏み出せます。

 これが完成したら、少しずつイラストレーターとしての方針を少しずつ変えていきます。

 やりたいことはある程度まとまりつつあるので、モチベーションは割と高め。

 

 だからといって「これでいいや」と終わらせずに、101%以上のクオリティで完成させます。

 

 

 ……といったところで、週間報告は以上です。

 イラスト描く以外のこと、まったくと言っていいほどやっていませんし。

 集大成ができあがったら、色々手をつけていこうと思っています。

 

 さて、冒頭の話。

 

 小説書くために映像作品観ておいたほうがよくない? と。

 

 1番の理由が、脳内イメージの幅を広げる、といったところでしょうか。

 いや、データ量を増やす、みたいな。

 

 頭の中で想像できるイメージって、視覚から得た情報が大半を占めるわけで。

 例えば『ドラゴン』と聞いたら?

 

 私の場合、ここ最近見たもので言えば、『ゲーム・オブ・スローンズ』のドラゴンが浮かびます。

 爬虫類的な骨格、筋骨隆々たる肉体、翼の役割を担う前脚、鋭い牙の生え揃う口、刺々しい鱗や甲殻に覆われた体表、長い尻尾、口から圧倒的な質量の炎を吐く、大気を打ち据えるような野太い翼の音……。

 

 もし、『ゲーム・オブ・スローンズ』を観ていなかったら、ここまで特徴を列挙することはなかったかもしれません。

 ――なんて言うと、それしかドラゴンを知らない、みたいに思われそうですが。

 

 その他にドラゴンと言えば、『モンスターハンター』シリーズの飛竜や古龍、『ドラッグ・オン・ドラグーン』のアンヘルやレグナ、ミカエル……などなど。

 これまでもっと様々なドラゴンを見てきましたが、パッと思い浮かんだのはこのあたりでした。

 

 で、『ドラゴン』と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、おそらくビジュアルじゃないかと。

 つまり外見、ぱっと見のイメージ。

 

 その体の大きさや重さ、骨格や動き、鳴き声、生態などといったディテールは、どこまで思い浮かべられるでしょうか。

 

 まさに、それです。

 小説を書くために映像作品を観る理由が。

 

 ドラゴンを登場させるなら、そのシルエットやディテールは? 舞台は? 役割は?

 もしドラゴンと戦うシーンを書くなら、どんな舞台で、どんな動きをして、どんな攻撃をしてくるか。

 主人公たちは、どんな風に立ち向かうのか。

 

 今回は例の1つとしてドラゴンを挙げましたが。

 そうやって、頭の中でイメージをつくって動かせるかで、小説のストーリー構成、キャラクター像、細かな描写といった全体的なクオリティが違ってくるんだろうな、と。

 

 そのためには視覚的情報が必須で。

 ただ日常を過ごすだけでは、脳内でイメージできるものには限度があります。

 特に現実には存在しない物体やシチュエーションなんて、現実以外の情報がなければ、とてもイメージできません。

 

 だからこその、映像作品。

 特に映画なんて、だいたいが1本のタイトルの、限られた上映時間で、ストーリー構成やシチュエーション、セリフの掛け合い、画面の構図などなど、濃密な情報が得られます。

 

 小説を書いたり、イラストを描き始めてから、「とにかく映画をたくさん観ろ」みたいな話を見聞きすることがたまにあって。

 最近になってようやく、その意味が分かったような気がします。

 

 はい。

 まさに今回の話です。

 創作における表現の幅を広げるにあたって、映像作品を観てイメージのレパートリーやバリエーションを増やせ、と。

 

 で、そもそも論。

 なぜこんな話を書くに至ったかで、締めくくろうかと。

 

 ふと、なんとなく思い返す機会がありまして。

 ツイッターの小説タグ企画やココナラの依頼で読んだ小説作品を。

 

 その中には、話の脈絡がすっ飛んでいたり、描写の少ない――というか、あった方がいいレベルの必要な情報が欠けていたり、時系列や時間経過の概念が抜け落ちていたりするものがあって。

 それらの原因の1つが、もしかして、映像作品を観た経験が少ないからじゃないか? と考えました。

 

 アニメ、ドラマ、映画に限らず、マンガでもいいです。

 要は、頭の中で登場キャラクターを動かしたり、背景を想像したりといったことができているかどうか。

 もしかしたらPCなりスマホなりの画面と向き合って、文章を羅列することに必死になって、頭の中でじっくりキャラクターや背景の移ろいをイメージできていないのかな、と。

 

 いや、一概に言えたものではないです。

 あくまで一因として、そういうことが絡んでいるんじゃないか、というだけの話でした。

 

 

 さて、集大成のイラストがもう少しで完成するので、最後まで気を抜かずに取り組みます。

 

 では。