多少余裕があるので週間報告を。
と思っていたら、月間報告とダブっていることに気づきました。これを書こうと思った直前に。
とりあえず先に週間報告ですね。
10月最終週に完成・公開したイラストは……
1枚。
どうにか時間を見つけて描くことができました。
それがこちら。
ツイッターのタグ企画で描いているイラストに時間を費やしているので、自分のイラストにかけていられる時間がありません。
ということで、描けるもの×応用・反復練習×新しいもので構成しました。
描けるものというのは、私のオリジナルキャラ『月白の君』。月白(つきしろ)さん。
応用・反復練習は、以前描いたイラストに入っている鳥居と社です。
背景はあまり目立っていませんが、どうしようかと悩んで時間を潰すのもなんだし……と、描き入れることにしました。
新しいものというのが、竜。
今まで人物キャライラストが多めだったので、少し幅を持たせてみたかったんです。
そして作業工程を。
■下描き
月白さんに、竜に、竹林に囲まれた鳥居、そして月。
と、特に角度がついてるでもない、いささか平坦な構図です。
だって時間が(略
■ラフ1
背景をとりあえずシルエットだけで描いて、月白さんと竜を簡単なディテールを取ってグレーで塗り潰し。
ここでしたかったのは構図の確認です。
それぞれの要素がどういう感じの配置になるか。
その上でできそうなこと、できなさそうなことを考えました。
■ラフ2
背景を描き進めました。
無数に生える竹があって、その中に鳥居や、奥に社がある、みたいな。
上のほうには、月を入れるための隙間を。
■ラフ3
月白さんと竜のベースカラーをベタ塗りして、グレーで陰影の描き込みをしました。
■ラフ4
背景と竜の描き込みを。
背景はほとんど見えなくなるので、そこそこ形ができたところで終わりにしました。
あまり見えないものに時間をかけていると、メインに時間がかけられなくなるので。
竜は甲殻のなさそうな部分に青味を加えました。
白一色だとどこか味気なかったので。
■ラフ5
ある程度できあがってきたので、仕上げのイメージを。
月を入れるので、時間は夜。
暗い青を乗算で重ねて、不透明度を調整。
レイヤーマスクをつけて、見せたい部分――月白さんや竜の顔周りを消して明るくしました。
また、ロマン砲ぶっ放す数瞬前、というイメージが湧いたので、竜の口元に収束する光を加えました。
■仕上げ1
背景、完成イメージが固まったので、残る月白さんと竜の描き込みです。
ぶっちゃけ、これ一晩ででかそうと思ったんですけど、初めて描く竜にてこずって、さらに月白さんにも時間がかかって、結局三晩かかってしまいました。
まだまだ描き慣れていないのと、手際や効率をよくしていかなければいけないと痛感しました。
■仕上げ2:完成
そして完成です。
ロマン砲ぶっ放す数瞬前、というイメージができあがったので、さほど手こずることはありませんでした。
ただ、夜の演出のための暗い青色で塗り潰した乗算レイヤー、どの部分をどのくらい明るくするか、マスクを消したり塗ったりと色々調整しました。
■所感
出来栄えとしては、「うーん、まあ、いいんじゃない?」みたいな、苦笑いしてるような感じです。
元々一晩で描き上げようと、見切り発車同然で始めて、いつもなら1週間や2週間ほどかかっているものを3日ででかしました。
だから、なにをどのくらい描き込むかの取捨選択、集中力あたりはまあ評価してもいいんじゃないかと。
とはいえ、月白さん(メイン1)、竜(メイン2)、背景と、それぞれに一晩ほどの時間がかかっています。
ほぼ同じ要素が揃っている作品をまた描くとしたら、二晩に短縮したいです。
その上で、今回以上のクオリティにできるはずなので、もっと精進します。
今回の週間報告はこれにて。
では。