2020年7月17日は、初のKindle出版日ということで私の記念日の1つになりました。
後日同年同月30日、これまた記念すべき日となりました。
今回は、Amazon Kindleダイレクトパブリッシングで5日間の無料キャンペーンをやってみた結果と所感を綴ろうと思います。
まず5日間の無料キャンペーンについて。
KDPセレクトという、Amazon限定で作品を販売するサービスに登録すると、作品をKindle Unlimitedの読み放題にするだけでなく、合計5日間の無料キャンペーンを行うことができます。
無料キャンペーンとはその名の通り、作品を無料で提供するものです。
その期間は合計5日間。
連続5日間ではなく、無料キャンペーンの実施日を5日分設定することができます。
もちろん、連続5日間も可能です。
私は今回、初めてだし、どういう結果が出るか想像がつかなかったので、とりあえず連続5日間キャンペーンを実施しました。
実施日は今月の25日(土)から30日(木)まで。
開催時間は開始日の17時から終了日の17時までです。
まず先に結果を出しましょう。
無料期間中に、私の【青春回帰の幻想戦記】1巻が購入されたのか、それならどのくらいの数なのか、を。
このキャンペーン期間中での、無料での購入数(KDPの管理画面上では「無料注文数」と表示されています)は……
29です。
単純に考えて、29人の方に購入していただいた、ということになります。
ちなみに、無料なので私の利益はゼロです。
購入数の日別の内訳は……
25日:6
26日:7
27日:8
28日:3
29日:3
30日:2
以上です。
はたしてこの購入数が多いのか少ないのか、よく分かりませんよね。
まあ、ぱっと見かなり少ない、と感じられるんじゃないでしょうか。
私は無料キャンペーンは初めてなので、まあこんなもんか、と思っています。
さて、Kindleには売れ筋ランキングというものがあります。
無料キャンペーンを行っている場合、無料ランキングというものに関わることになります。
購入数に応じて、登録したカテゴリごとのランキングに順位付けされます。
自著が登録しているカテゴリは、
〇日本の小説・文芸
〇SF・ホラー・ファンタジー
の2つです。
では上述した購入数で、どのくらいの順位になるのでしょうか。
キャンペーン期間中、記録のために2回、ランキング順位の画像をスクショしていました。
まずは自著の情報について。
左上に書いてある『B08D~』というのが、Kindleにおける自著の商品番号です。
そしてこちらが27日の20時に記録した画面。
画像下部、『Amazon売れ筋ランキング』というところにあるのが、自著のカテゴリごとのランキング順位です。
27日20時時点では、
Kindleストア 無料タイトルだと692位、
日本の小説・文芸では189位、
SF・ホラー・ファンタジーでは3位
となっています。
驚くことに、SF・ホラー・ファンタジーでは10行くか行かないかの購入数で5位以内に入ることができました。
続いて29日の5時過ぎ。
夕方ではなく、朝方です。
SF・ホラー・ファンタジーで2位です。
購入数20ほどで2位になっていました。
……が、これ、購入された数以上の理由があります。
改めてランキングの順位を見てみましょう。
27日
Kindleストア 無料タイトル:692位
日本の小説・文芸:189位
SF・ホラー・ファンタジー:3位
です。
29日
Kindleストア 無料タイトル:863位
日本の小説・文芸:236位
SF・ホラー・ファンタジー:2位
SF・ホラー・ファンタジーの順位は上がっているのに、それ以外のランキングは順位が下がっています。
単に、SF・ホラー・ファンタジー以外のカテゴリの作品が購入されたから、というわけではないと思っています。
実際、自著はSF・ホラー・ファンタジーのカテゴリ内で、何度かランキングを上がったり下がったりを繰り返しました。
そんな中、28日以降の購入数は落ち込んでいるにも関わらず、3位や2位に入るようになったんです。
そこで、ふと思いました。
これ、無料キャンペーン期間を終えた作品が抜けていってるからランキングが上がっているんだな、と。
まあ、当然といえば当然ですし、普通に考えられる現象ですね。
とりあえず無料キャンペーンをやってみて分かったことは、無料でも、あるいは無料なら興味を持ってもらえる、手に取ってもらえるだけの価値はある、ということでしょうか。
無料キャンペーンの狙いは、自著の存在を知ってもらうことにある、と以前どこかのサイトで知りました。
確かにその通りだな、と。
たとえ99円とはいえ、有料で購入してもらうハードルはまったく違います。
無料キャンペーンはKDPセレクトに登録している期間中に利用可能です。
じゃあ5日間のキャンペーン期間を消化したあとはというと、KDPセレクトは3ヶ月の登録期間があります。
期限を迎えたら延長するか終了するかを選べるようになっているようです。
なので、KDPセレクトの期間を更新したら、また無料キャンペーンを利用できるとのこと。
無料での提供に期限がなければいいんですけど、と私は思います。
なぜなら、無料の1巻目で興味を持ってもらって、2巻目以降を購入してもらう、という流れがいつでもできるからです。
つまり、1巻目はあくまで取っ掛かり。
本命は2巻目以降、ということですね。
商売ではあるあるなやり方ですが、それが合計5日間という少ない期間でしかできないのは、なんともはがゆいものです。
さて、それでは冒頭に述べた記念日に触れていきましょうか。
2020年7月30日。
なんとこの日は……
自著【青春回帰の幻想戦記】1巻が、初めて有料で購入された日です。
無料キャンペーン終了間近で、自著を99円で購入していただきました。
まあ、1人の方に、なんですが、それでもこれは記念すべきことです。
出版開始から2週間弱で1冊売れた。
私にしてみれば、すごく嬉しいことですし、クリエイターとしての大きな一歩になりました。
無料だろうと有料だろうと、購入されたことには変わりありませんが、しかしなにかが違いますね。
有料でも購入していただけるだけの価値を、たとえ1人であったとしても感じてもらえた。
そういう実感のせいか、KDPのレポートを見たとき胸が躍りました。
同時に、これはなんとしても2巻目を出版せねば、と思い知らされましたね。
いや、出す気満々なんですけど、1巻目を購入していただいた方に2巻目も買ってもらいたいんです。
そのために、しっかり価値ある状態に仕上げようと、改めて決心しました。
さて、だいぶ長くなってしまいましたが……
今回は、KDPで5日間の無料キャンペーンをやってみたら1人の方に有料で購入してもらえたやったー、という話でした。
そうそう、ここで肝心な話もしておきましょう。
今回有料で購入していただいた分の印税は……
32円です。
支払い申請ができる最低金額は……
10000円です。
電子書籍で脱ニートができるようになるまでは、まだまだ先が長いですね。
地道に小説を書いて、イラストを描いて、自分のコンテンツを増やしていこうと思います。