創作活動というか、たぶん何事においてもそうだとは思いますが。
物事に対する認識の解像度が上がれば上がるほど、要求する、あるいは要求される水準も上がっていくもので。
技術を高めて、知識を深めたところで、さらにもっと、もっと……となっていくものだな、と。
そんな境地を、改めて味わっている今日この頃です。
9月最終週に完成・公開したイラストは、こちら。
1枚目が、ココナラでVtuberの方からご依頼いただいた、オリジナル曲のMV用の背景イラストです。
2、3枚目が、そのVtuberの方へのFAで。
2枚目がMV公開記念に描いたイラストで、3枚目がオリジナル曲リリース記念の差分イラストです。
どちらもメッセージを添えてX(Twitter)で公開しました。
MV用背景は、実際に制作したのは数ヶ月前で。
MV公開、楽曲のリリースの後に実績としての公開をさせていただきました。
記念FAについては、1回くらいは、というか、余裕があるならやってみたかった、という感じです。
Vtuberもそうですが、アニメやゲームなどのイベントに合わせてイラストレーターさんがおめでとうイラストを投稿するというのをちらほら見かけていて。
今回ご依頼いただいた方には、ココナラでおひねりをいただいたこともあって、お祝いはもちろん、感謝と応援の意味も込めて描きました。
一枚絵、久々に描いたような気がします。
このところ、キャラデザや立ち絵ばかり描いていたので。
……お察しの通りですが、9月もまた依頼はありませんでした。
さて、キャラデザや立ち絵といえば、ここ1ヶ月取り組んでいる、ダウンロードサイトで販売する商品。
まだ出品できていません。
なんなら、完成すらしていません。
ようやく仕上げの仕上げに入った段階です。
以前に、
まだ商品としての1作目を制作中ではありますが、依頼もリクエストもない状態で進めると、1ヶ月に1回のペースで1商品を作れるように思います。
であれば、まずは6ヶ月集中的に取り組んで、6商品を出品。
途中で依頼が来たりすれば、想定通りには行きませんが。
なんて書きましたが。
いや、厳しくないか? と。
市場調査を続けて、ロールモデルの研究をする内に、認識の解像度が上がると共に、要求水準が上がっていって。
制作が進むほど、制作開始当時に考えていた水準ではとても出品できないように思えていって。
例えば、背景透過PNGの立ち絵6体分+それぞれに表情差分15種ほどつければいいか、みたいな認識でしたが。
ロールモデルの研究をする内に、編集可能なPSDデータをつけた方がよさそうだし、それに伴ってレイヤーやフォルダを見やすく、使いやすい状態にしておいた方がいいし、と思ったり。
さらに「こういうことしてる商品ってあまりなくね?」的なものに気づいて、急遽手を加えたり。
つまり、手際が悪かった、と。
どんな風に制作を進めるか、といったプランをあらかじめ考えずに見切り発車的に始めてしまったので、進めていく内に気づいて修正が重なりに重なって。
ポーズやデザインにおいても、資料を見れば見るほど「修正せねば」という衝動に駆られて。
初めて出品する商品の割に、やたら意気込んでいます。
むしろ、初めてだからこそ「このくらいでいいか」と思わずに、全力を注いだ方がいいんじゃないかと。
というのも、今回完成させた商品や、制作工程の効率性や合理性といった全般的なクオリティがベンチマークになるので。
イラストと同じだと考えています。
これ以上ないくらいに全力を注ぎこんだ方が、将来的なクオリティやスキルの向上に繋がる、と。
売れるかどうかは、出してみないことには分かりません。
ただ、自分の作品が商品として売れるかどうかを調べるなら、カテゴリやジャンルにおけるニーズのラインを見定めながら全力投球した方が、より有意義なデータを得られるんじゃないかと思います。
そして、商品とはパッケージも含んでいます。
サムネイルやイメージ画像も作らないといけません。
概要欄に記載する文章も考えないといけませんが、たぶんサムネイルやイメージ画像の方が重要だと思います。
文章よりビジュアルの方が訴求力がありますし。
ぜひ購入してもらうためにも、パッケージ制作にも力を入れないといけません。
というわけで、そろそろ商品づくりのために時間を使いたいと思います。
月末ということで月間報告がありますが、それは後日に。
では。